楽器は手入れをしてあげないと、音が悪くなったり、壊れてしまったりするので、日々ちゃんと手入れをしてあげましょう。
エレキギターも例外ではなく、手入れや保管方法を間違うと修理が必要になってきますので、初心者の方はここで基本的な手入れの仕方を覚えていつも綺麗にしておきましょう。
1.エレキギターの手入れの方法
まずエレキギターは木材、金属部品、電子部品で構成されていて、基本的な手入れは木材の部分がメインになります。
こだわる方は金属部品や電子部品の手入れも行いますが初心者の内は、下手に触ると故障の原因になったりもしますので最初の内は簡単な手入れだけでも大丈夫です。
楽器を綺麗に手入れして大切に扱うことは上達の為に重要な心構えなので、こまめに手入れをしてあげましょう。
それでは、以下に手入れの方法を簡単に説明していきます。
1.フィンガーボード(指板)の手入れ
エレキギターのフィンガーボードは指で弦を押さえる場所なので、当然使っている内に手垢などが付いて汚れてきますし、汚れが溜まると指の滑りが悪くなる原因にもなります。
手入れの方法としてはフィンガーボード用のクリーナーなどをクロスに付けて汚れを落とし、その後にフィンガーボード用のオイルを使い木材の乾燥を防ぎます。
クリーナーやオイルは直接フィンガーボードに吹き付けたりすると、液剤やオイルがフィンガーボードに沁み込み過ぎて痛めてしまうので、必ずクロスなどに付けてから拭いてください。
フィンガーボードを綺麗に保つことは上達にもつながるのでしっかり手入れしましょう。
2.ボディの手入れ
ボディの手入れにはフィンガーボードで使ったものとは別にポリッシュが市販されていますのでそちらを使いましょう。
ポリッシュもフィンガーボードと同様にクロスに付けてからボディやネックを拭く様にしてください。
また、ボディの塗装の種類によって使えないポリッシュなどもあるので、選ぶ時には注意してください。
塗装を選ばずに使えるポリッシュもありますので、初心者の方は楽器屋の店員さんに「どの塗装でも使えるポリッシュをください」と言えば教えてもらえます。
指紋や汗の痕が付いてくすんでしまったボディは見た目も良くない為、綺麗にしておくことでモチベーションの維持にも繋がります。
3.フレットの手入れ
フレットは金属製の部品ですので、使用しているとくすんだり、表面に細かい傷ができてしまいます。
フレットの周りをマスキングテープで保護し、研磨剤で磨くことで、くすみや細かい傷を無くすことが出来ます。
2.ギターの保管方法
エレキギターは木材で出来ていますので、湿気や乾燥に弱い楽器です。
湿気が多すぎる場所や、逆に直射日光が当たるような場所に置いておくとエレキギターを痛めてしまいます。
なるべく湿気の少ない場所や日の当たらない場所に置く様にしましょう。
また、長期間使用しない場合、弦を張った状態で置いておくと弦の張力でネックが反ってしまうので、弦は全て緩めた状態で保管する様にしましょう。