エレキギターを始めた初心者の方には壁の様なものにぶつかって練習意欲が落ちてしまい、挫折しそうになっている方も居ると思います。
そこで今回は、エレキギターを練習していく内に挫折しやすいパターンを紹介しようと思います。
ヒントを得るなり、自分だけじゃないと慰めにしたりして、練習のモチベーションを回復させましょう。
1.音が鳴らない
恐らく、これが初心者の方の挫折の理由として一番多いものだと思います。
今まで小学生のピアニカやリコーダーなどと言ったもの以外に楽器を触ったことがない方だと、音を鳴らす事自体に練習が必要、と言う経験がなかったと思います。
弾いても上手く音が出ず、かと言って音を出す為の練習は地味で面白くないと挫折しそうになっている初心者の方、多いと思います。
あなたが聞いている音楽でエレキギターを弾いているギタリストも最初はみんなその面白くない練習を積み重ねているのです。
そして、挫けずに練習すれば音は必ず出る様になります。
まだスタートラインでもないとこで諦めてしまうのは勿体ないですよ。
2.指が動かない
これも初心者にありがちな挫折理由です。
コードチェンジや少し細かい指の動きが必要になった時、指が上手く動かずにもたついてしまって弾けずに挫折してしまうパターンです。
指が上手く動かない理由として、指が慣れていないと言うのもありますが、大きな原因は力み過ぎと言うところにあります。
指を早く動かさないといけないと思うと、それだけ体に力が入ってしまい、逆に指の動きを硬くしてしまいます。
指が上手く動かない時はまず遅めのスピードでいいので「弾ける様になる事」を優先していきましょう。
弾ける様になったら少しずつスピードを上げて、と言った方法で練習すれば上達しやすいです。
3.Fのコードが弾けない
数多くの初心者を挫折に追い込んだ事で有名なFコードです。
バレーコードの入りとして、このFコードを最初に習得するのが初心者の通例とも言えます。
ですが、バレーコードの一つの指でセーハすると言う事が初心者にとっては難易度がかなり高く、全く音が鳴らずにイヤになって挫折と言うのが非常に多いです。
ですので昔はエレキギターをするにもまずフォークギターから始めるのがいいと言われました。
理由としてはフォークギターの方がエレキギターより弦が硬いため、フォークギターで音を鳴らせる様になればエレキギターは楽、と言う理屈です。
とは言え、Fを鳴らせない人にエレキギターより更に弦の硬いフォークギターでFの練習をしろと言うのも酷だとは思います。
そこで、一度Fコードは置いておいて、他の事を練習しましょう。
他の事を練習する内に上達して、Fのコードを弾ける様になるかもしれませんし、Fのコードが弾けないと他の練習が出来ない訳でもありません。
「今は無理」と割り切って別の練習をするのも一つの手です。
初心者によくありがちな挫折の理由をいくつか並べましたが、心当たりのある方も居るのではないでしょうか。
挫折することは悪い事ではありません、そこからまた練習しようと思う人が上達出来るのは何事も同じです。
ですが、弾けば弾くだけ上達をしていくものなので、諦めずに自分のペースで練習していきましょう。