みなさんは自分のギターの音を録音したことがありますか?

初めて録音したギターの音を聴いたとき、へこんでしまった方が多いと思われます。

弾いているときは弾くことに夢中になり、うまく音を出しているように聴こえますが、いざ録音した音を聴いてみるとすごく下手に感じてしまうようです。

歌の音痴ならぬ、ギター音痴ですね。

自分はうまく弾いているつもりでも、実際の音は違ってしまうなんて、最初はだれでもそんなものなのです。

そこで、ギターを上達させるため、録音を利用した練習をご紹介しましょう。


1.クリーントーンで録音する

ギターの音を録音する前にやっておく大切なことがあります。

それはクリーントーンで音を出すことです。

アンプで歪ませたり、エフェクターを使わない元々のギターの音ですね。

なぜクリーントーンで練習するのかというと、音を加工してしまうとミスが目立ちにくく聞き取りづらくなってしまうからです。

厳しく言うと、エフェクターを使えば演奏が下手でも上手く聴こえてしまうんですね。

上達のためには、ごまかしは一切不要です。

ギターを録音するときはエフェクターなどを一切使わず、クリーントーンで練習しましょう。


2.録音した音を分析する

クリーントーンの音を出す準備ができましたら、練習の楽曲やフレーズを弾いて録音してみましょう。

このとき注意するのは楽曲をスピーカーで流さずに、ヘッドホンで聴くようにしてください。

これは自分のギターの音と楽曲の音を一緒に録音しないようにするためです。

自分のギターの音だけを録音しましょう。

録音できましたら、その音を聴いてみてください。

初めて録音した方はかなりショックを受けたと思います。

しかし、そこでただ落ち込んでしまってはいけません。

録音した音を細かく分析してみましょう。

単純なピッキングミス、リズム感、音の伸び具合など、楽曲のギターの音との違いを見つけてみましょう。

紙とペンを用意してそれらを書き込んでください。

自分の得意なフレーズや苦手なフレーズがわかるようになります。


3.録音した音を修正する

今度は、録音した音の悪いところを修正していきましょう。

例えばイントロの音の伸びが足りなかった場合、次に録音するときはそこを意識しながらやるというふうに修正していくのです。

そうして良くなったら、紙に書いた悪いところを消していくのです。

この練習を完コピできるまで何度も繰り返してください。

そうすることでギターを上達させることができます。