ギター初心者の方が、初めて自分のギターを持つ際、「どのようなギターを持てば良いか」と悩んでしまうかと思います。

ギターの中でもアコースティックギター(アコギ)に特化して、初心者向けのギターの選び方、コツや見るべき所をご紹介させて頂きます。


1.アコギの種類の話

アコースティックギターにもいろいろな種類があります。ナイロン弦を張ったクラシックギター(ガットギター)、スチール弦を張ったフォークギター(一般的にアコギというとこちらの種類になります)、アンプもつなげるエレアコ(エレクトリック+アコースティック)。

そして、某老舗有名メーカー数社が、基本的な形状(モデル・タイプ)を作り出して、そのコピーモデルが世界中で流通しています。

小ぶりなボディーの「000」(トリプルオー)タイプ、大きなミディアムボディーの「D」(ドレッドノート)タイプ、大きなボディーの「J」(ジャンボ)タイプです。

もちろん例外はありますが、主にこの3種類の型番のコピーモデルが、流通しているギターの元となっています。

また、ネックの付け根を大胆に削った形をしている「シングルカット」と言われるボディー形状が、大きな差になります。


2.まずは見た目から

最初の一本の選び方ですが、まずは見た目が好きかどうか、こちらを意識してみると良いです。「このギター格好良いなぁ…」「こんなギターが欲しいなぁ…」同機はこんなで充分です。

ふざけているわけではなく、ギターの見た目は演奏者のモチベーションに大きく左右します。好きなギターを弾いた方が上手くなります、間違いなく。

どんな形が良いか、ある程度検討がついたら、まずは楽器屋さんに行ってみましょう。


3.楽器屋さんに行ったら

楽器屋さんでは、様々なギターが並んでいます。私が初めてのギターを選びに行ったときは、あまりの多さに優柔不断が炸裂しました。

選び方に関してですが、本当にいろいろなギターが並んでいますので、店内を一周してみます。もし近くに別の楽器屋さんがあるようでしたら、そちらも回ってみましょう。

そうすると不思議なことに、「これ…すごく良い気がする…」という一本が目に入ります。そうしたら、店員さんを呼んで、「試奏お願いします」と勇気を出して言ってみましょう。

弾けなくても全く構いません。それっぽく構えてみて、「しっくり来たら」それが運命の一本です。


4.ギター初心者のアコギの選び方

ギターの先輩からすると、アコギにおいては、グレード的には5万円程度のギターからは、「何とか使えるギター」といった印象は否めませんが、初心者のギター選びに関しては、この限りにありません。

間違いなく良いのは、自分が格好良い、これを弾きたいというギターに巡り合うことです。1日じゃ巡り合わないかも知れませんが、足繁く楽器屋さんに通ってみて下さい。私の言っていることが、体感できますよ。