エレキギターでもクラシックギターでも常識的に使うオルタネイト・ピッキングのやり方を練習メニューでマスターしてみましょう。
オルタネイト・ピッキングとは、分散和音のアルペジオやギターソロなど、音を一つずつ奏でる時に、ダウンアップダウンアップの規則性に則って弾くと言う、基本のギター技術です。
オルタネイト・ピッキングをきちんとマスターしておくと、音の粒も安定してきますし、リズムも安定して取ることが可能です。例えば、1小節に四分音符が8つありますが、これをダウンアップダウンアップと規則正しく弾くと、リズムが取りやすいのです。
四分音符ならまだしも、十六分音符ともなれば、ダウンピッキングだけでは速さについていけず、リズムが安定しません。そんな時こそ、ダウンアップダウンアップの規則正しいオルタネイト・ピッキングでリズムも安定するのです。
オルタネイト・ピッキングの練習メニュー
エレキギターでのオルタネイト・ピッキングは粒が揃い安定したピッキングを可能にします。練習メニューで練習してみましょう。
オルタネイトピッキングで、連続性のある単調なリズムの物と、休符が入ることで少しリズムを意識する物との2種類の練習メニューを用意してみました。
1.オルタネイト・ピッキングの練習メニュー1
エレキギターで十六分音符を連続的に刻むオルタネイト・ピッキングの練習メニューです。
殆どの楽譜にはこのように矢印でダウンやアップの方向を表してはくれないかもしれません。基本の出だしはダウンピッキングで、出だしに休符がありましたらその休符を弾いたと見なし、空振りを一回入れつつアップピッキングで始まることもあります。
この練習メニューでは、連続的に十六分音符を刻みます。リズムを刻む手のピッキングで拍をとるようにして、リズムを刻みましょう。メトロノームを利用し、一拍ごとに手をダウンアップと刻むと、よりリズムが安定します。
2.オルタネイト・ピッキングの練習メニュー2
エレキギターで十六分音符を刻む練習ですが、ところどころに休符が入った曲でもリズムを安定して刻めるようにするための練習メニューです。
休符のあるところは、休符も十六分音符なので、弾いたとみなして手を動かしてみましょう。弾いたとみなして手を動かして、次の音符をピッキングします。
そうすると、休符を挟んだ両側が同じ方向のピッキングになりますね。けれど、それで良いのです。このように休符のあるところは音符があるとみなして手を動かして、次の音符をダウンアップダウンアップの連続性に則って弾き続けます。
いかがでしたか?このように、実際の音楽をコピーしたり楽譜を学んでいくと、いろいろなリズムを楽しませてくれる音楽があります。