これまたエレキギターの醍醐味であるテクニックのグリッサンドの練習です。グリッサンドを行うことで、アグレッスブで自由な楽曲を表現することが出来ます。
いわゆる、ギターのフレットを『音を奏でたままギュイーンと移動するテクニック』です。
グリッサンドと同じようなものとしてスライドがありますが、スライドは始点と終点がはっきりしていますが、グリッサンドは始点をはっきりせずに適当なところから出発し終点まで移動するというテクニックです。
終点もはっきりと決めずに弾く場合もあります。楽曲によりいろいろな弾き方があります。
それでは、エレキギターでグリッサンドを練習メニューに沿って練習してみましょう。
グリッサンドの練習メニュー
エレキギターのグリッサンドは、始点を定めず演奏するスライドと思って頂いて大丈夫です。指とフレットを直角にして、指を安定させます。
弦を弾き、指を終点まで移動させます。楽曲によっては、始点も終点も決めずにグリッサンドを弾くという場合もありますので、楽曲によって弾き方に注意して下さい。
1.6弦グリッサンドの練習メニュー
エレキギターの6弦をアグレッシブに弾くグリッサンドの練習メニューを学んでみましょう。
6弦の3フレットか4フレットを起点にし、9フレットまで移動してみましょう。1〜5弦は弾かないので、中指で軽く触りミュートをしながら、6弦を弾きます。
弾いたと同時に9弦まで移動します。ピッキングも他の弦には極力触らずに6弦をワンポイントで弾きますが、ミュートをしているので、少し大げさにピッキングをしても大丈夫です。
2.5弦グリッサンドの練習メニュー
今度は、エレキギターの5弦をアグレッシブに弾くグリッサンドの練習メニューを学んでみましょう。
5弦の3フレットか4フレットを起点にし、9フレットまで移動してみましょう。こちらも1〜4弦、6弦も弾かないので、軽く中指でミュートをします。6弦のミュートは、中指の先端を軽く6弦に触れるだけでミュートが出来ますのでやってみて下さい。
弦をピッキングしたと同時に、9弦までグリッサンドします。ミュートをしているので、仮に6弦や4弦をピッキングしても、発音はされないと思います。5弦を中心にアグレッシブにピッキングします。
グリッサンド自体が積極的なイメージのテクニックなので、6弦なら6弦、5弦なら5弦を正確にピンポイントにピッキングすると、グリッサンドの風味が損なわれてしまうかもしれません。
ですので、グリッサンドをやる時には、大げさにピッキングをしても他の弦が鳴らないようにしておくことも必要かもしれません。
3.下降グリッサンドの練習メニュー
これまでは上昇(下から上へ)タイプのグリッサンドを練習してきましたが、下降(上から下へ)タイプのグリッサンドも魅力的な音が鳴ります。下降タイプも基本的な操作は同じです。下降タイプのグリッサンドの練習メニューも学んでみましょう。
6弦の12フレットくらいから3フレットくらいまで、一気に指を移動してみましょう。中指で6弦の12フレットを押さえます。他の弦を中指でちょっと触るくらいで音を消すことが出来ますので、これも忘れないようにやってみて下さい。