おそらく、ギタリストの誰しもが考えることだと思いますが、ギターの練習を休むのは、結構勇気がいるかと思います。

1日開けてみたら急に下手になっているかも知れない、なんて考えちゃうかも知れませんが、ここでは休みについて考えていきたいと思います。


1.練習をし過ぎると

特に初心者の場合、自らの限界いっぱいまで練習してします事、ありますよね。やっと弾けるようになったフレーズを、「完全に自分のものにしてやる」と意気込んで、夜遅くまで練習してしまうその気持ち、よくわかります。私は家族から“うるさいぞ”とよく怒られていました。

覚えられるときに覚えてしまったほうが効率がよさそうですが、実際はどうでしょうか?ちょっとだけ、経験談です。

ギターを覚えたての私は、毎日夜な夜な、手が痛くなるまで練習を重ねていました。毎日上手くなっている気がするし、毎日のように違うことが出来るようになって(気のせい)非常に楽しい日々でした。

しかし、ある朝起きたら、手首を返すのも辛いほどの痛みが、親指から手首のあたりを駆け巡りました。

俗にいう“腱鞘炎”ですね。ここまでになると本末転倒です。しばらくギターを構える事すらできませんでした。


2.練習は効率的に

手を痛めるほどの練習は完全にペース配分の間違い+自制心のなさですが、“休みを入れる”というのは結構重要なことだと思っています。

上手く休みを取れれば、練習の効率も上がるはずです。


1.気構え

弾けなくて悔しいフレーズを散々弾いていると、手の疲れと同時に精神的にも参ってきます。そんな状態で良い練習はできません。

心身共に万全なコンディションんで練習したほうが、すんなりと頭に入ってくるものです。全力でやり過ぎてしまうと、燃え尽きてしまうので、肩の力を抜きましょう。


2.効率を考えると

一日に詰め込めるだけ詰め込んだほうが、上手くなりそうな気がしますよね?でも考えてみて下さい。テストの為に勉強していた内容ってテストが終わると意外と覚えていません。

本当に力になるのは日ごろからの地味な努力だったりします。


3.お勧めの休みの入れ方
結論から言うと“休まないほうが良い”と考えています。矛盾してますよね。でも楽器って休むと下手になるんです。

そこでお勧めの練習スパンなのです。

1.「一日何時間練習」という目標を設定しない。

2.調子が良いときは気のすむまで、疲れたら休憩。

3.どうにも気が乗らない日は、「構えて一番好きなコードを鳴らす」そしてその日の練習はそこまで。

上の3点を試してみて下さい。練習なんてしなくて良い、という事ではありません。あくまで長い目で見た時、「ずっとギターを好きでいるための方法」と思っていただけるとわかりやすいかも知れません。

人間なんですから、気が乗らないときなんかいくらでも出てきます。そんな時にノルマとして「〇時間の練習」があると、弾くこと自体が苦痛になりますので、弾けるときに弾けるだけ弾く。これを私は推したいと思います。


3.練習と休みのバランスは人それぞれ

私の体験に基づいて、ふわっとしたお勧めを書かせて頂きましたが、人それぞれ、合う練習方法があると思います。

全力で詰め込むのが得意な人もいるし、計画的に今日はここまで、とした方が上達する人もいるのは事実です。

もしそれらに当てはまってない方がいたら、一つの例としてちょっとだけ、私の方法も試してみて下さい。