ギターのオクターブチューニングとは、解放弦と解放弦より1オクターブ上の12フレットの音を合わせるギターのチューニングの方法です。

ギターのような楽器だとどうしてもハイフレットにいくにつれ、ごくわずかに音がずれてしまうことがあります。

解放弦の音をしっかりとチューニングしたのに、フレットを押さえた音がずれている、そんなときに使う方法ですね。

それではオクターブチューニングのやり方をご紹介していきましょう。

チューニングが合っているか合っていないかで、ギターの上達にも影響しますのでやり方を覚えてください。


1.通常のチューニング

ギターのオクターブチューニングをする前に、最初はいつも通りにチューニングしてみましょう。

このチューニングは普段から演奏する前にやっておく癖を身につけるとギターが上達しやすいですね。

6弦はE、5弦はA、4弦はD、3弦はG、2弦はB、1弦はEの音です。

6弦から1弦まで順番に合わせていきましょう。

合わせるときは、低い音から高い音へ上げていくほうが合わせやすいです。

高い音にしてから低い音にすると、弦の巻き方の性質上合わせにくくなります。

解放弦のチューニングができましたら次のステップに移りましょう。


2.ハーモニクスを出す

今度は12フレットでハーモニクスを出してギターのオクターブチューニングをする準備をします。

ハーモニクスの出し方はご存知でしょうか?

12フレットの弦に指を軽く触れて、ピッキングした後すぐに指を離してハーモニクスを出します。

できない方は少し練習してできるようになりましょう。

12フレットのハーモニクスができるようになったら、12フレットを押さえた音と、12フレットのハーモニクスの音がずれていないか確かめます。

ハーモニクスの音より実音が高くないか、実音が低くないか調べてみてください。


3.ブリッジサドルを調整

今度はブリッジサドルを調整してオクターブチューニングをしていきましょう。

ギターの種類によって、ブリッジサドルを調整するねじがマイナスかプラスかありますので、それを確かめてドライバーを用意してください。

またブリッジサドルを調整するときは、調整する前に弦を緩めておいてください。

さっきのチューニングでハーモニクスの音より実音が高かった場合、ドライバーを使ってブリッジサドルをブリッジのほうへ近づけるようにねじを回してください。

ハーモニクスの音より、実音が低かった場合、ブリッジサドルをブリッジのほうとは逆に遠ざけるようにねじを回してください。

ハーモニクスの音と実音のずれがなくなるまで、何度もブリッジサドルを調整してください。

オクターブチューニングのやり方を知っておくことも、ギターの上達に役立つのでぜひ覚えてみてください。