アップピッキングの重要性は第11回の講座で説明しましたが、もちろんアップピッキングのみで演奏するわけではありません。正確で安定したピッキングはダウン、アップを交互に弾くオルタネイトピッキングのマスターに尽きます。
常にリズムキープすることが重要
オルタネイトピッキングとはダウンピッキングとアップピッキングの連続したピッキングのことです。
ギターでは非常に重要な部分で、右手の安定は欠かせません。
最終的に発音させるのは、右手のピッキングが担っているのでオルタネイトピッキングが不安定だと良い演奏になりません。
早速練習方法を掴んでいきましょう。
ここで重要なポイントはリズムキープです。
リズムキープをするためにオルタネイトピッキングで弾くといっても過言ではありません。
しっかりマスターできるよう練習メニューに組み込みましょう。
まずメトロノームを常に鳴らしておいてください。
右手のテクニックなので音は開放弦で構いません。
まず6弦開放をダウンピッキングで弾きましょう。
ピッキングは弦に近いところからシャープにピックを弦にヒットさせましょう。
次にアップピッキングです。弦の下から的確に弾きます。
この一連の動作が基本的なオルタネイトピッキングです。
ゆっくりのテンポでメトロノームを設定して、オルタネイトピッキングを続けてみましょう。しっかりと弦を弾けていますか?
意識する点は音の粒です。自然で同じレベルの音量、音質で弾けているかチェックしましょう。
この基本的な練習を5分位続けてください。もしも、疲れてくるようならば無理せずに休んで、回復してきたら再度続けてみましょう。
ピッキングが安定しない人は、圧倒的に練習量が足りません。理屈ではなく体で覚えることもギターでは大切です。
安定してきたらリズムを変えてみましょう。ここでゴーストピッキング(空振りのピッキング)の重要性が出てきます。
ダウン、アップの空振り、ダウン、アップという動作を練習してみましょう。
ポイントは右手の動作は常に一定という点です。
要は弦に当てるか?当てないか?という違いだけでリズムが形成されるわけです。
リズムを言葉でイメージしてみましょう。オルタネイトピッキングのイメージをタ、カ、タ、カと音でイメージします。
ここでのリズムのイメージはタ、(カ)、タ、カという感じです。
実際にギターで繰り返し弾いてみましょう。
この手法で他のリズムも試します。練習メニューに是非加えてください。
だんだん楽になり安定してきますよ!