Blues guitarは最も人の声に近く、表情豊かなギタープレイが可能な最もギターらしいジャンルの一つです。中でも独特の世界観で多くの人を魅了する奏法があります。それがボトルネック奏法です。その魅力に迫ってみましょう。

自由にフィンガーボードを滑ってみよう

ギターの魅力は数あれど、最大限にギターの魅力を発揮する奏法と言っても過言ではありません。

ボトルネック奏法

ボトルネック奏法はスライド奏法とも呼ばれ、Bluesを中心に演奏されるスタイルです。

ボトルネックと呼ばれるバーを左手薬指 又は小指にはめて滑らせるようにして弦に当ててプレイします。

ギターを弾く人は一度は憧れるテクニックですね。

奏法的な部分ではフレットの真上にボトルネックが位置するようにします。

そうしないと正しい音程が得られず不安定な音になります。

ただし、その不安定さや音の揺れ幅がボトルネック奏法の魅力となる場合もあります。

重要なのは他弦のミュートです。

他の弦をしっかりとミュートしておかないとノイズが多く出てしまい、主要なメロディが埋もれてしまいます。

そのあたりを練習メニューに盛り込んで練習してみましょう。

メリットたくさんのオープンチューニング

ボトルネック奏法はレギュラーチューニングの他、オープンチューニングと呼ばれる変則的なチューニングも多用されます。

これは開放弦を特定のキーのコードトーンに設定することにより、ボトルネック奏法を容易にするためです。

では、ギターのチューニングをオープンGにする方法を示します。

よくBluesでは使われるチューニングですので、練習メニューに加えてみましょう。

これは全ての開放弦をGのコードトーンに設定していくわけです。

GのコードトーンはG、B、Dです。

レギュラーチューニングから6弦を1音下げてDへ、5弦を1音下げてGへ、1弦を1音下げてDへ変えます。

するとどうでしょう。開放弦をジャラーンと弾くだけでGコードのサウンドが得られます。

さて、ボトルネックを当ててみましょう。
6弦全体に当ててみましょう。2フレットに全体を当てると、あら不思議 Aコードのサウンドが手軽に得られます。

このようにコードが形成しやすくなるため、メロディも作りやすくボトルネック奏法がしやすくなるというメリットのあるチューニングです。

是非変則チューニングを練習メニューにいれてボトルネック奏法を味わってみてください。