ロックギターらしさとは、皆様はどのようなものを思い浮かべるでしょうか?チョーキング?激しいギターサウンドでのリフ?速弾き?・・人により様々なイメージがあると思います。数ある中で忘れてはいけないのがグリッサンドでしょう。
強力なスパイスとなるグリッサンド
ロックらしいフィーリングをギターで比較的やさしくだせるテクニックがグリッサンドです。
歪んだワイルドなギターサウンドでフィンガーボードを鮮やかに上下するグリッサンドは視覚的にもロックを感じさせるテクニックです。
では早速、やり方を見ていきましょう。
基本的にはスライドと同様に弦を滑るテクニックです。
重要なポイントはスライドがある音からある音へ目的の音があるのに対し、グリッサンドは目的の音がありません。
任意のポジションまで滑るわけですが、フレーズの前後関係や、ニュアンス、必要性の有無をよく理解してセンス良く使うことが重要です。
気持ちが全面に表れるテクニック
ギターで実際に弾いてみましょう。是非練習メニューに入れてください。
まず5,6弦3フレットあたりを人差し指で押さえましょう。
そして、しっかりとピッキングします。
その後、大胆に12フレットあたりまで思い切りスライドさせます。
行き先の音、到着音は定めず曖昧なところまで滑るのがポイントです。
グリッサンドはいろんな種類が考えられますが、ここではそのあと更に下がっていくパターンを練習しましょう。
上がっていくグリッサンドをグリスアップ、下がっていくグリッサンドをグリスダウンと呼びますので合わせて覚えておきましょう。
グリスアップしてきた指をそのまま、ヘッド方向までグリスダウンしていきます。
ポイントは勢い良く思い切り弾く、滑るということです。
音程など細かいことは気にせずハードなフィーリングで弾くとノリがでてきます。
そもそもロックギターはおっかなびっくり弾くようなものではありません。
歪んだ音で練習する場合、最初にグリッサンドをプレイしたりして毎日の練習メニューに入れてみましょう。
さて、いかがでしょうか?
他にも単音のものや、グリスダウンのみのものなどいろいろなグリッサンドがあります。
このテクニックは特に、実際ギターを持って、弾く習慣をつけなければノリがつかめません。
思い切りよく楽しんでロックしましょう!