ギターで激しさを表現するには、様々な方法があります。ロックの大音量の歪んだギターサウンド、ダウンピッキングでの高速リフなどエレキギターを思い浮かべる方も多いですね。しかし、アコースティックにもある意味ではそれ以上の激しさを演出する方法があるのです。
思い切り弦をかき鳴らせ!
アコースティックギターの激しさは時に、エレキギターを凌ぐものがあります。
ギターの種類はアコースティックギターの中でも、ナイロン弦のギターで効果的な奏法を御紹介します。
それはラスゲアード奏法と言われるものです。
フラメンコで多用される右手のテクニックで弦を激しくかき鳴らす奏法です。
特徴としては激しさを全面的に打ち出した演奏が可能となります。
フラメンコ以外のジャンルでも大いに活用できるので是非練習メニューに取り入れてみましょう。
では実際にラスゲアードを練習してみましょう。
実に様々な種類がありますが基本形をマスターしましょう。
まず右手をグーの状態で構えます。
親指は6弦上に支えておきましょう。
その上で薬指ダウン、中指ダウン、人差し指ダウン、人差し指アップという動作で指をグーからパーへ離していくようなイメージです。
手首はまず安定するように構えておき、指だけ素早い動きを心掛けましょう。
最初はなかなか指に力が入らず、しっかりと弦を弾ききれないことと思います。
ラスゲアードをマスターするのは大変ですので基礎練習を続ける必要があります。
反復練習を繰り返すのみ
フォロー的な練習として弾く弦の数を徐々に増やしていく方法をお勧めします。
まずは2本の弦、3本の弦、4本の弦、5本の弦というように弾く弦の数を増やしていくのです。
それによりしっかり弦を弾けているかを確認しながら弾くことができます。
さて右手が慣れてきたら、コード進行を入れて練習してみましょう。
Am,G,F,Eというスパニッシュ進行を弾いてみましょう。
リズムは16分音符の4分の4拍子、各1小節 各コードを連続して弾きます。
必ずメトロノームを使用することを忘れないようにしましょう。
テンポは60位からスタートして、安定してきたら徐々に上げていきましょう。
ラスゲアードはジャンルを問わず、幅広く活用出来るので自分のギタースタイル、バンドに応用すると個性的な演奏ができるので是非練習メニューに入れてみましょう。