ステージ上で燦然と輝くギターソロタイム。ギタリストの一番の見せ場ですね。その中でも視覚的に訴えるテクニックの最高峰だといえるでしょう。タッピング奏法。誰もが目を奪われるその華麗なテクニックの秘密に迫りましょう。
レガート演奏の延長ということを忘れずに!
タッピング奏法とは右手で弦をタップすることにより、同一弦上でさらに高い音へ滑らかに繋げることのできるレガートなテクニックです。
ギターを弾く方は、誰しも一度は憧れたことがあるでしょう。
早速、練習メニューに加えてみましょう。
高度なテクニックというイメージがありますが、原理はいたってシンプルです。
ハンマリング・オンやプリング・オフ、スライドといったレガートなテクニックにさらに高い音を右手のタップで加えることにより、音程差のあるワイドなフレージングが同一弦上で可能となります。
パターンを決めれば、速弾きにも適しており、スピード感のあるレガートプレイ、ソロ展開が可能となります。
ギターの花形テクニックの一つで昨今では必修テクニックです。
例を弾いてみましょう。
まず、1弦5フレットを人差指で押さえ、弾きます。
そして、1弦8フレット薬指(小指)でハンマリング・オンします。
次にタッピング奏法の登場です。
右手人差指(中指)で1弦12フレットを叩くように押さえます。
さらに、スタート地点の1弦5フレットへプリング・オフします。
この三連符の流れを連続的にトレーニングします。
この基本的なパターンを必ず練習メニューへ入れてください。
ポイントは滑らかに、隙間ができないように連続的に繰り返すことです。
テンポは遅くから始めましょう。もちろんメトロノームを使用するのを忘れないでください。
様々な応用が可能となる奇跡の右手
安定してきたら応用してみましょう。
スタート地点を1弦開放にしてみましょう。
1弦上のフレットの動きは 0,5,8,12となります。
もちろん12フレットがタッピング奏法です。
この4音の組み合わせを8分音符、16分音符を感じて同様に練習メニューに組み込みましょう。
滑らかな音が出ていますか?
ギターのタッピング奏法はライトハンド奏法とも呼ばれ、字のごとく右手のテクニックです。
瞬間的なスピーディな動きが必須であり、そのサウンドのみならず、フィンガーボード上に右手が割り込んでくるので視覚的アピールも最高のテクニックです。
センスよく使いたいものですね!