アルペジオとは、コードをばらばらに弾いていくギターの奏法のことです。
本来のコードは、コードトーンというコードを構成するのに必要な音を同時に鳴らして和音を作りますが、そのコードトーンをルート音からばらばらに弾いていくことでゆったりときらびやかな印象を与えることができるのがアルペジオの特徴ですね。
ストロークより細かい動きが必要になるので、初心者の方には難しいかもしれません。
そこで今回は、ギターのアルペジオの練習曲の選び方をご紹介していきます。
初心者の方は練習曲選びの参考にしてください。
1.スローテンポの曲を選ぶ
ギターのアルペジオは1個のコードにつき複数の単音を弾かなければいけませんので、正確に素早くリズミカルにピッキングする必要があります。
そこでアルペジオを練習する場合、スローテンポの曲を選ぶようにするとよいです。
スローテンポの曲ならゆっくりとピッキングすることができるので、アルペジオに慣れていなくても正確にピッキングしやすいです。
スローテンポでも難しいようなら、メトロノームのテンポを落として練習してください。
また、ピッキングするときはオルタネイトピッキングで弾くようにすると、素早くピッキングすることができます。
2.コードチェンジが楽な曲を選ぶ
ギターのアルペジオの練習曲を選ぶ場合、コードチェンジが楽な曲を選ぶようにしてください。
難しいコードチェンジだと、左手の動きにばかり意識が向いてしまい、右手の細かいピッキングの動きがおろそかになりやすいです。
コードチェンジが楽な曲なら右手にも集中して弾けるようになります。
EやAなど簡単なコードを含んだ曲が練習しやすいですね。
初心者の方は、覚えたてのコードが含まれているコード進行の練習曲を選ぶとコードチェンジの上達にもなります。
初心者から脱出した方は、あえて難しいコードにチャレンジしてみるといいかもしれません。
3.好きな曲を選ぶ
何といってもギターの練習曲は好きな曲を選ぶほうがいいです。
聴き慣れた曲ならアルペジオの難しいリズムもすんなりと理解しやすいですし、なにより好きな曲を練習するとモチベーションが上がりやすいです。
アルペジオに限らず、多少難しくても好きな曲を選ぶようにするとギターが上達しやすいですね。
好きな曲がなくても、定番の有名な曲や、弾きやすい曲を弾いているうちに曲を好きになっていくこともあるので、どんどんいろんな曲を練習していきましょう。