スケールという言葉はよく耳にされると思います。音楽を形成する要素は「メロディ」「リズム」「ハーモニー」といわれます。それらはスケールと密接なつながりがあります。その辺りの秘密を紐解いていきましょう。
スケールとは?
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そもそもスケールとは何でしょう?
スケールとは音階のことです。ある一定の秩序を伴った音列のことです。
大きく分けるとメジャースケール(明るい響き、長音階)とマイナースケール(暗い響き、短音階)に分類されます。
これ自体は単なる音列なので音楽的なものではありません。
しかしメロディを作る場合、何かしらのスケールに当てはまる場合がほとんどです。
まず代表的なC major scaleを考えてみましょう。
これはドレミファソラシドのことです。参考までにドレミファソラシドというのはイタリア読みです。
アメリカ・イギリス読みがCDEFGABC(シーディーイーエフジーエービー)となり、popular系音楽ではこの表記、読みが一般的です。
クラシックはドイツ読みでツェーデーエーエフゲーアーハー と読みます。
日本読みはハニホヘトイロハ となります。
まずはギターで弾いてみましょう。
音の隔たりがスケールの違いになる
音程がスケールによって決まっています。メジャースケールの場合、各音の隔たりは全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音となります。
ドとレが全音、レとミが全音、ミとファが半音、ファとソが全音、ソとラが全音、ラとシが全音、シとドが半音 という配列になります。
又スケールは度数でも表され12345678となります。
明るい響きは1と3の音程が長3度という音程になるので得られています。
ギターの場合、様々なポジションが考えられますのでメジャースケールを指板上で見えるようにしていきましょう。
マイナースケールとは?
反対に暗いスケールも考えてみましょう。
度数は1,2,b3,4,5,b6,b7,8となります。
C minor scaleはC、D、Eb、F、G、Ab、Bb、Cとなります。
Major scaleの3,6,7が半音下がった状態です。
音の隔たりは全音、半音、全音、全音、半音、全音、全音 です。
スケールとはこのようなものを基本に、とても複雑なものや、民族音楽的なものなど多種多様なものがあります。
そのスケールの響きを理解して、ギターで弾きたい音の検討が付くという点で、スケールは必ず覚えておかなければいけません。
少し違った響きを求める時など、色んなスケールを知っているのと知らないとでは、作るメロディの選択肢の幅は大きく違ってきますね。