連なる高音の美しい旋律。まるで情景が浮かんでくるようなギター演奏を耳にしたことがあると思います。トレモロ奏法。クラシックギターを志す方なら誰しも憧れる奏法です。「アルハンブラ宮殿の想い出」を弾きたいという気持ちはいつの時代も不変です。
美しい音を求める気持ちが大切!
トレモロ奏法とは高音部で高速の連続音をキープしながら、メロディを変化させていくギターの奏法です。
クラシックギターの必修、花形テクニックであり憧れの奏法、テクニックの一つです。
クラシック以外のジャンルの人からも注目される人気の高い奏法です。
その音色は非常に美しく聞く者を異次元に誘います。
その反面、美しく綺麗に弾くのは難しく高度なテクニックとしても知られています。
ここでは実際にギターでトレモロ奏法を練習してみましょう。
必ず役立ちますので、是非練習メニューに入れてください。
大きなポイントは同一弦上をいかに連続的に弾けるか?という点になります。
右手のテクニックなので、右手の動作をマスターできるか?という点が重要となります。
基礎練習をしてみましょう。
まず6弦上にP指をしっかりと置いておきましょう。
使用する音は1弦開放で弾いてみましょう。
a指、m指、i指の順番にしっかりと弦を弾きます。
右手の角度はギターに対してまっすぐになるようにすると、はっきりとした音が得られます。
右手は無駄な動作がないか、細心の注意をはらい、ゆっくりのテンポから進めていってください。
ギターのみならず、楽器全般に言えることですが必ずメトロノームを使い、リズムを重視して練習していきましょう。
音量、音の粒立ちが揃っているか注意しながら練習してみましょう。
さあ、慣れてきたらベース音を入れてみましょう。
最初に6弦開放を弾いてみましょう。
低音弦はコードの変わり目を担う重要なパートなので、はっきりと低音を響かせましょう。
続いて先ほどの1弦のトレモロ奏法をいれます。
この時のポイントはp指を弾いたあとのa指の入る動作の間に隙間ができてしまってはいけません。
練習メニューに加えてください。
慣れてきたらGコードを入れて弾いてみましょう。
しっかりと響きのある美しいトレモロ奏法になっているか、確認しながら練習していきましょう。
くれぐれも焦らず基礎を固めていきましょう。