初心者の方にとってエフェクターは数も多くて分かりにくいし、どんなものがいいのか分からないと選びかねている方も多いと思います。
そんな方の為に今回はエフェクターを1つにまとめたマルチエフェクターと言うものを紹介します。
1.マルチエフェクターって何?
マルチエフェクターと聞いて、沢山あるエフェクターの中の1つだと思った初心者の方も居ると思いますが、半分正解で半分不正解です。
マルチエフェクターは複数のエフェクターを1つにまとめたものの事を言い、このマルチエフェクター一つで様々なエフェクターの効果を使うことが出来る便利なものです。
また、コンパクトエフェクターをマルチエフェクターに入っている数と同じだけ買うのに比べ、非常に安く抑える事が出来るのもメリットの一つです。
色々なエフェクターの効果を使ってみたいと言う上達心のある初心者の方にはもってこいのものだと言えるでしょう。
ただし、色々なエフェクターを使える反面、手軽に扱える価格帯のマルチエフェクターは1つの音に特化したコンパクトには及ばない事が多く「初心者が使うもの」と言うイメージを持つ方も居ます。
ですが、最近はモデリングの技術の向上により、クオリティの高いもの増えてきておりプロ仕様のものなどもあります。
2.代表的なマルチエフェクターのメーカー
マルチエフェクターを出しているので有名なメーカーはBOSS、ZOOM、LINE6、DIGOTECHなどがあります。
それぞれのメーカーに特色がありますので、初心者の方はどれを選べばいいのか分からないかと思います。
自分が欲しいと思ったものを選ぶのが一番ですが、参考までに各メーカーの簡単な説明をしていきましょう。
1.BOSS
コンパクトエフェクターとしても有名なメーカーで、エフェクターと言われてまず浮かぶのがBOSSと言っても過言ではないメーカーです。
当然、エフェクターに関するノウハウの多いメーカーですので、選択肢に入りやすいメーカーと言えます。
2.ZOOM
マルチと言えばZOOMと言えるほどマルチエフェクターでは有名なメーカーで、恐らく初めて使ったマルチはズームと言う方も多いと思われます。
価格もリーズナブルなものが多く、初心者が手を出しやすいのも特徴です。
また、私見ではありますが空間系のエフェクターの効きがいいのもZOOMの特徴です。
3.LINE6
アンプシュミレーターのクオリティが非常に高く、LINE6を好んで使用する方も多いです。
ですが、ZOOMなどに比べると手軽に使うと言うよりは自分で音を煮詰めて好みの音を追及していく、と言うタイプのものが多いので初心者向けではありません。
ある程度上達してから選択肢に入ってくるメーカーと言えるでしょう。
4.DIGITECH
ワーミーと呼ばれる非常に個性的なエフェクターを販売しているメーカーで、RPシリーズと呼ばれるマルチには、モデリングではなく、本物のワーミーが搭載されているのが特徴です。
ワーミーを搭載しているだけでも選ぶ価値はありますが、コストパフォーマンスが高いのも魅力の一つです。
この他にもKORGやVOXと言ったメーカーの製品もありますので、気になる方は楽器店などで触らせてもらうといいでしょう。