エレキギターをやっていて耳コピをパパッとしている人なんかを見ると初心者の方にはとても恰好良く見えますよね。
そんなエレキギターで初心者でも耳コピ出来るのか?と言う事を解説していこうと思います。
1.耳コピとは何か?
耳コピが出来るかどうかの前に、まず耳コピとは何かを説明していこうと思います。
楽器をしている人達の言う耳コピとは楽譜やTAB譜と言った譜面を見ずに自分の耳を頼りに曲を聞いて、フレーズの音を拾ってコピーすることを耳コピと言います。
2.エレキギター初心者でも耳コピは出来るのか?
結論から言うと、絶対音感などを持っている訳でもなく楽器も未経験の方がいきなり耳コピをするのは非常に難しいです。
理由としては簡単で、例えばピアノでドの音を鳴らされた時に、エレキギターでドの音を鳴らせるか、と言う事です。
曲を耳コピと言っても、やっていることは上で書いたピアノで鳴らしたドの音をエレキギターで鳴らすのと変わりないので、耳コピしたい音や曲のフレーズがまず、エレキギターのどこの音と同じなのか、と言う事が把握できないといけない訳ですが、始めたばかりの初心者では恐らく分からないと思います。
ですが、諦める事はありません。
マイナスな事を並べましたが、逆を言えば「練習していれば初心者でもエレキギターで耳コピは出来るようになる」のです。
1.耳コピが出来る様になるには?
まず耳コピが出来る様になるための前提ですが、エレキギターの音をよく聞きましょう。
このよく聞くと言うのは、CDなどで耳コピしたいエレキギターのフレーズや曲の事ではありません、自分が弾いている音をよく聞く、と言う事です。
「どこのフレットのどこの音を鳴らしたらこの音がなる」と言う事が分からないと、どれだけCDなどで曲を聞いたところで、耳で聞いた音がエレキギターに出力出来ず、結果としてどの音か分からないと言う事になるのです。
ですが、弾いて上達していく内に「この音はここ」と言う情報が大まかにでも蓄積されていくので「この音どこかで聞いたことがある音だ」と感じる事が次第に多くなってきます。
その「どこかで聞いたことがある音」がどこの音なのか、と言う事をエレキギターに出力出来る様になれば耳コピが出来る様になる訳です。
更に言えば先述した「練習していれば初心者でもエレキギターで耳コピは出来る」と言う文言ですが、それはつまりそれだけの練習をしてその分エレキギターが上達したと言う証でもあるのです。
2.どんな練習をすればいいのか
音をよく聞き練習をしていれば、いずれは自然と出来る様になるものではありますが、どうしても早く耳コピ出来る様になりたいと思う方もいらっしゃると思います。
そんな方にオススメする練習法、と言うより日々の心掛け的な要素としてエレキギターのチューニングをチューナーを使わずに、ピッチパイプや音叉を使った調弦方法に切り替えましょう。
この方法でチューニングする事によって、鳴っているエレキギターの音が、高いか低いかを耳で判断する能力が身に付くので、より耳コピへの近道になります。