ミニギターを使ってギターを練習している初心者の方はどのくらいいるでしょうか?

ギター初心者の中には「ミニギター」が何なのかもわからない方もいるとは思いますが、ご紹介もかねて、初心者のミニギターの使い方などを書かせて頂きます。


1.そもそもミニギターとは?

一口にミニギターと言いますが、その定義は「ショートスケールより短いスケールで作られているギター」または「ボディ—サイズが一般的なものよりも小さいギター」とされています。

簡単に言えば、いわゆる「ギター」よりも小さいギターのことです。子供向けのものや、トラベルギター(旅先に持って行けるほどの小さいもの)などもこの一種です。


2.ギター初心者がミニギターを使うのはどうか?

ミニギターは小さく作られている(スケールが短くできている=フレットの間隔が狭い)ので、手の小さい女性や子供でも弾きやすいかと思います。

特に子供の手は小さいので、ギターに馴染むための入門用としては良いかも知れません。まずは慣れるまで音を出す、という具合でしょうか?

そのほかの場合、あまりギター初心者にはお勧めしていません。というのも「スケールが一般的なサイズではない」ため、ギターの基準とされているチューニングが出来ない場合が多々あります。また、最終的に普通のギターに持ち替えた時に感覚の違いに戸惑います。

特に理由がない場合は、ギター初心者はミニギターを選ぶことは避けた方が良いと思います。手の小さい方には「ショートスケール」という規格のギターがお勧めです。


3.ミニギターはどう使うか?

それでは、ミニギターはいつだれが使うのか、という風になるかと思います。

多くの場合は「中級者や上級者の遊びの為」といったニュアンスが強いかと思います。旅先までギターを持っていきたい場合や、ちょっと片手間で鳴らして遊ぶといった、ギターを弾きたいけど出してくるのは面倒な時には、とてもミニギターは重宝されます。

そういった使われ方が多いため、極限までボディーを小さくしているアコギや、アンプ搭載のエレキなど、演奏家として演奏するよりは、個人的に楽しめるように作られている場合が多いです。

ギター初心者にとっては、個人で楽しむよりも演奏して楽しむことをお勧めしています。人前に出ることで上達が早くなる、というのは間違いないことです。特別な理由がない場合は、初心者にはミニギターをお勧めはしていません。

ですが「これだ!」と思った一本が、たまたまミニギターだった場合は、選んでみるのも良いかも知れません。