耳コピとは、弾きたい楽曲の譜面を見ないで音程の高さなどを耳だけで判断して実際にギターで弾いてみる方法です。

弾きたい楽曲の譜面がないときや、耳を鍛えるためにこの方法をよく使いますね。

耳コピはギターの上達には欠かせない方法です。

今回は耳コピが上達する練習メニューやコツをご紹介します。


1.キーを探す

まず、練習したい楽曲の音源を用意してください。

好きな曲でもかまいませんが、なるべく聴かない曲や知らない曲の方が耳コピの上達になります。

音源を最後まで聴いて、最後のギターのコードを注意深く聴いてください。

楽曲の最後のコードはその楽曲のキーになっていることが多いです。

このキーを探すことが耳コピしていくのにすごく役立ちます。

キーがわかれば、その楽曲のコード進行で使われているコードを絞っていくことができます。

楽曲の最後の音を自分のギターで鳴らしてぴったりと合うものがその曲のキーです。


2.コード進行を探す

キーがわかったらコード進行に使われているコードを探してみましょう。

仮にその楽曲のコードがBの場合、コード進行に使われるのはB・E・F#m・G#m・C#m・D#m・D#のどれかである可能性が高いです。

曲によってはこれ以外のコードも含まれていることがありますが、基本的に使われているのは上記に上げたコードです。

このように、キーによって使われているコードは決まっているので、そこから楽曲のコード進行がわかるようになります。

上記に上げたコードを1つずつ鳴らしていき、楽曲のコード進行と合うように組み合わせてください。


3.フレーズを細かく分析する

コード進行がわかったら、今度はギターの細かいフレーズを分析していきましょう。

単音のリフなら、一音一音ギターで鳴らしながらぴったり合う音を1つずつ探していきます。

また、スライド、ハンマリング、プリングオフといったギターのテクニックが使われていないか注意深く聴いてください。

リードギターだけではなく、リズムギターパートやアコースティックギターなどの音も調べてみるといいですね。

とても地道な練習ですが、必ずギターの上達に役立つのでやってみましょう。

細かいフレーズがわかったら、実際に弾いて答え合わせをしていきましょう。

そのとき自分の演奏を録音してみると、楽曲との音の違いがわかるので録音してください。

録音した音と楽曲の音との違いを修正していき、耳コピだけで練習して完コピを目指しましょう。