エレキギターを弾く上でアンプを使用すると思いますが「色々とツマミがあってよく分からない…」と思っている初心者の為にアンプの使い方を簡単に紹介していこうと思います。
ただし、一般的に使われるものは説明していきますが、使用されているアンプによってツマミの数なども違いますので、各自確認の上でお願いします
1.アンプとは何か
まずアンプを使い方を覚える上で、アンプとはどう言ったものなのかを大まかに説明します。
エレキギターを始めたばかりの初心者の方にとってアンプを見てまず頭に浮かぶのは「スピーカー」だと思いますが、アンプはスピーカーではありません。
エレキギターの音を鳴らす為のスピーカーは付いていますが、普通のスピーカーと違うのはその上にあるツマミの部分です。
この上の部分がアンプ部と呼ばれ、この部分を調整することによって音量などをコントロールします。
ギターアンプ、と呼ばれるのはこのツマミが付いている部分のことを指している訳です。
エレキギターの上達の為には、アンプを使用するのとしないのとでは大きな差が出ますので可能な限り、練習ではアンプを使用するようにしましょう、アンプを通して弾くことで初めて分かるミスなどもあります。
2.アンプのツマミの種類と使い方
アンプを使うにあたって、使い方を覚える必要がある訳ですが、難しく考える必要はありませんので、初心者の内はツマミを好きな様に触ってみるのもいいと思いますし、自分で色々と触ってみて覚えるのも上達の近道です。
最初にエレキギターとアンプの接続の仕方ですが、INPUTと書かれている端子差し込み口にシールドコードと呼ばれるコードを差し込み、反対側の端子をエレキギターに接続して電源を入れます。
この時、アンプのボリュームは0にした状態で接続してください、これが仮に最大になっていたりするとコードを接続した瞬間にスピーカーから大音量の音が出たり、最悪アンプが飛ぶ(壊れる)などの可能性があります。
それでは、以下にツマミの効果を説明していきます。
1.VOLUME
これは名前の通り、音量を調節するツマミです。
このツマミを回すことによってスピーカーから出る音量を変える事が出来ます。
まずこのツマミを回して大体の音量を決めましょう。
2.EQ
EQはイコライザーと呼ばれるもので、TREBLE(HIGH)、MIDDLE、BASSの三種類が付いているものが一般的です。
TREBLEは高音域の音質を、MIDDLEは中音域の音質を、BASSは低音域の音質をそれぞれ調整するツマミになっています。
アンプによってはTREBLEよりさらに高音域を調整出来るPRESENCEと呼ばれるツマミがあるものもあります。
高音域を上げれば音がハッキリとし、中音域を上げれば芯が太い音になり、低音域を上げれば低い音になります、これは他を0にして一つだけ最大にしてみると違いがよく分かると思います。
セッティングの際にはこれら全てを一度真ん中の位置にして、そこから上げたり下げたりして好みの音を作っていきます。
どう調整していいか分からない方の為に例を1つ上げれば、高音と低音を上げて中音を少し抑え目にしたセッティングにすると一般的にドンシャリと呼ばれるサウンドになります。
3.GAIN
ゲインと呼ばれるツマミで、ギターの音に歪(ひず)みを加える事が出来ます。
0だとクリーンと呼ばれるギターの音をそのまま流した音ですが、最大まで上げると歪んだいかにもエレキギター!と言った音になりますが、歪ませた分だけノイズが出やすくなります。
また、ゲインを上げると音量も大きくなりますので、ボリュームと一緒に調整してください。
4.REVERB
リバーブと呼ばれるエフェクト機能で、これを回すことにより残響効果を作り出すことが出来ます。
残響効果とは簡単に言えばお風呂場で歌を歌った時の様に空間に広がるような音の効果の事で、音が華やかになります。