多くのエレキギター初心者の方は、とにかく弾いてみたいと言う思いで知識は二の次だと思います。

もちろん弾きたいと思う気持ちが一番大切ですが、最低限の知識がなければ弾くのにも弊害が出てきてしまいます。

そこで今回は、必要最低限知っておくべき知識を紹介していきます。


1.エレキギターに関する知識

まず、エレキギターとはどう言ったものかですが、一般的にアンプを通して音を出すものがエレキギターと呼ばれるものです。

そして、よくエレキギターと別物として扱われているベースですがこれもベースギターと呼ばれるギターの一種です。

別物として扱われているのはその担当や奏法が異なる為であり、楽器としての種別はギターに含まれています。

また、エレキギターには部品ごとに名称があり、この名称を理解しておかないと予想外のところで躓いてしまうこともあります。

では、次に初心者の方の為に各部の名称を簡単に説明していきましょう。


2.エレキギターの各部名称

エレキギターは大別して木製の部品、金属製の部品、電子部品で構成されています。

木製の部品としてはボディ、ネック、フィンガーボードになり、それぞれ使用されている木材が異なります。

この木材の種類によって音質も変わってきますので、木材にこだわるギタリストも多いです。

金属部品としては基本的にブリッジ、フレット、ペグ、ストラップピンになります。

これはギターの種類によって構成が変わります。

ブリッジは弦の橋渡しをするための部品で、いくつかの種類が存在しています。

フレットは弦を押さえた際に、音をハッキリとさせる役割を持ち、どこを押さえるなどの説明の際に何フレット目を押さえる、と言った説明がされます。

ペグは弦の巻き取り装置で一般的にヘッドに取り付けられています。

ペグにはロック式のものもあり、調整した弦が緩まない様になっています。

ストラップピンは肩からギターを提げる為のストラップを取り付けるためのピンです。

電子部品として代表的なものはピックアップ、各種コントロールになります。

ピックアップにはシングルコイルとハムバッキングの二種類があります。

各種コントロールにはボリューム、トーン、スイッチなどがあります。


3.音楽の基本的知識

エレキギターをする上で、当然必要な音楽の知識ですが、大体は義務教育レベルの知識があれば、始める上では全く問題ありません。

初心者の方であればドレミが分かり、五線譜の意味が何となくでも分かるのであれば後は練習しながら覚えていけば大丈夫です。

ただし、上達する為には最低限の音楽知識は絶対に必要ですので、しっかりと理解していくようにしましょう。

基本的な音楽知識の例としてはタブラチュア譜(TAB譜)の読み方や、拍子や拍の理解、音符の種類と長さの把握などです。

TAB譜と言うのはエレキギターであれば六線譜で表記された楽譜の事で、音符の符頭(ふとう)が数字に置き換えられたものです。

読み方は見たままなので、そこまで難しいものではありません。

拍子や拍と言ったものの説明は説明しだすと長くなってしまうのでここでは説明を省きます。

ですが、これを理解しているかいないかで上達の具合は大きく変わりますので、しっかり理解しておきましょう。