これから初心者の方がエレキギターを弾いていくうえでよく聞くことになるリフと呼ばれるワードですが、リフとはそもそもなんなのか?

「よくリフとかバッキングとか聞くけど分からない」と言う初心者の方のために、それを今回は紹介していきましょう。


1.リフとは何か

よく教則本などでリフが紹介されるとき、紹介の仕方として「印象的なフレーズのこと」と言った様な紹介の仕方がされますが、では具体的にどういうことなのか。

実はリフと言う言葉はリフレインと言う英語の略語で「リフレイン(繰り返す)するフレーズ」の事を言う訳です。

例えばDEEP PURPLEのSmoke On The WaterのイントロはCMなどでよく起用され、誰もが耳にしたことがあるイントロです。

イントロのフレーズが思い浮かんだら、頭の中でリフレインしませんか?

それこそ一度聞くと頭に残る印象的なフレーズ、つまりはリフなのです。

ただし、これはリフが感覚的にどういうものなのか、と言う事を分かりやすく説明しただけなので、厳密にはもう少し違います。

一般的に繰り返し演奏される印象的な短いフレーズ、と言う解釈になります。

初心者の方は上達していく過程で、色々な曲のリフを練習していくことになると思いますが、一曲通してでなくて構いません。

色んなリフをなるべく多く練習しましょう。

単に上達するためだけでなく、より多くの引き出しを持つと言うことにも繋がります


2.リフとバッキングの違い

リフと並んでよく出てくる単語、バッキングですがこれは伴奏のことを指します。

例えば「低音リフのバッキング」と言われたところでエレキギター初心者の方は何のことかよく分からないまま練習すると思います。

それはそれで構わないのですが、意味を知るのと知らないのとでは積み重ねていく内に当然ですが差が出てきます。

そこで簡単に説明しておくと、バッキングと言うのは伴奏全体に関することなので、その中にはリフも含まれている、と覚えておくといいでしょう。

ただし、明確にどこまでをバッキングとするかと言うのは実は人によって解釈が変わってくるところではあるので、色々な解釈を知っておくと役に立つと思います。

一般的にはバッキングの中でも特に印象的なフレーズのことをリフと呼び、特徴付けて分類していると言った感じでしょうか。


3.おすすめのリフの練習方法

例えば「この曲のこのソロを弾いてみたい」と思った時、初心者の方にとってそのハードルは物凄く高いものになるでしょう。

それが目標になって練習することとは思いますが、それだけではやはりモチベーションが続きません。

そこで例えばCMなどで耳にしたことのあるフレーズを弾いてみたりすることをおすすめします。

それとリフの何が関係あるのかと言うと、CMで起用されているロックの曲などは有名なリフ部分を起用していることが多いのです。

有名と言う事は聞けば誰もが聞いた事がある、となる訳で自分が聞いたことあるフレーズだからこそモチベーションが上がりやすいのです。

聞いたこともないフレーズを弾いているよりも自分が聞いたことあるフレーズを弾いた方が楽しいですよね?

そして、耳にしたことあるフレーズを弾いてみるためには、自分で音を聞いて位置を探さないといけない訳です。

比較的簡単な構成をされやすいリフは実は耳コピの練習をするのにも向いているので、複合的な練習にもなります。