ギターの弦には使うギターによって色々な種類がありますが、仕様するギターによって使えない弦も出てきます。

エレキギターに使用される弦はスチール弦です。

今回は種類には触れずにエレキギターに使う弦と言う前提で太さの種類を初心者の方に解説していきます。


1.弦の太さとは何か

エレキギターに限らず、フォークギターなどにも弦の太さに種類があります。

初心者の方からすれば「弦の太さなんてどれも一緒なんじゃないのか?」と思われるかもしれませんが、太さによって弾きやすさや音の出が変わってきます。

ですので、知らずに選ぶ弦を間違えると上達の妨げになる場合もあるので注意が必要です。

弦には実は1弦から6弦の中にも種類があり、一般的には1弦から3弦までの弦の様に1本だけで構成された弦をプレーン弦と呼び、4弦から6弦までの弦の様に、1本の弦に螺旋状に巻きつけてある弦をラウンド弦と呼びます。

また、弦はバラ売りでは基本的に弦の太さで表記されていますが、セット品などの表記はライトゲージなどと表記してあるのでそれを目安に買うといいでしょう。

それでは以下に弦の太さの種類を紹介していきましょう。


1.ライトゲージ

1弦から順に010、013、017、026、036、046と言った弦の太さで構成されたものがライトゲージと呼ばれるものなります。

現在、一般的と呼ばれるのはこのライトゲージで店頭に置かれたりしているエレキギターに張られているゲージもライトゲージのものが多いでしょう。

初心者の方はまずこのライトゲージを使用しておけば間違いはないと思います。


2.スーパーライトゲージ

こちらはライトゲージより細い弦で構成されており1弦から009、011、016、024、032、042と言った構成になります。

ライトゲージよりも繊細な音になり、弦が細くなる分ライトゲージよりも弱い力で弦を張ることになるので、その分弦を押さえやすくなったりしますが、その分音が細くなると言う事でもあります。

また、初心者の方がスーパーライトやそれ以上細いゲージを使用すると上達が遅くなったりすることもあるので注意が必要です。


3.ヘヴィゲージ</h4
1弦から012、016、020、032、042、054の弦の太さで構成されたゲージです。

ライトゲージよりも弦が太い為、力強い音が出せ、バッキングなどに向いていますが、太い分弦の張力が強くなるので弦を押さえにくくなったりします。

またギターによってはネックが張力に耐えられない場合や、部品の削りだしと言った調整が必要になる場合があります。

3.ヘヴィボトムゲージ

こちらのゲージは1弦から3弦まではライトゲージと同じですが、4弦から6弦が030、042、52と言った太めの弦で構成されています。

ライトゲージの弾きやすさと、ヘヴィゲージの力強いサウンドを兼ね合わせたゲージになります。


2.弦の太さを変えた時の注意

弦のゲージを変えると、オクターブチューニングなどのセッティングの変更が必要になってくるので、初心者の方や慣れていない方で弦の太さを変えた際には楽器屋などでセッティングを見てもらうといいでしょう。