エレキギターをやっていると、必ず弦交換のタイミングはやってきます。

特に初心者の内はエレキギターの弦を切ってしまうことも多いため、弦の交換が必要になってきますが、そんな時の為に弦の張り方を勉強していきましょう。


1.弦の外し方

まず新しい弦を張るためには今張ってある弦を外す必要がある訳ですが、無理に引っ張るなどは当然NGです。

無理に外すとギターを痛めてしまいますので、間違ってもしないようにしましょう。

正しい方法としてはある程度弦をゆるめて、遊びが出来たらニッパーなどで切り、ブリッジ側とヘッド側からそれぞれ弦を取り外してやります。

この時、エレキギターの種類によっては弦を切った時の弾みでブリッジがボディに当たって傷を付けてしまう場合があるのでクロスなどをブリッジとボディの間に噛ませてやるといいでしょう。

また、初心者の方でやりがちなのは弦を張ったまま切ってしまうパターンですが、引っ張られていたものが、その張力を失うとどうなるか、は言わずともお分かりだと思います。

ボディに傷が確実に付いてしまいますし、場合によっては怪我をしますので、弦は緩めてから切る様にしてください。

緩めきってペグから弦を外して引き抜いてしまうやり方もありますが、ペグで巻かれていた弦は巻かれて形が付いているのでブリッジに引っかかったりして外しにくいのであまりおすすめはしません。


2.弦の張り方

エレキギターの弦の張り方は、使用するエレキギターによって様々なので、ここでは大まかに説明していきます。

基本的にボディ、またはブリッジから弦を通し、ヘッドのペグに通して張るのが一般的ですが、中にはボディにペグの付いている変則的なものも存在します。

弦の張り方としては、ペグに弦を全て巻いてやるわけではなく、ある程度の長さを基準にして、余分な分は巻いた後に切ってしまいます。

ここで一つ注意したいのは、巻くのが長すぎると太い弦はペグに収まりきらず、かと言って短すぎるとペグに弦が噛みこんでくれずにペグから抜けてしまいます。

どれぐらいの長さで巻けばいいかは初心者の内はなかなか分かりにくいですが、上達していけばすぐにわかるようになるので安心してください。

たまに余った弦を切らずにそのままにしている方も居ますが、周りの人に当たったりすると危険ですので、余った分は必ず切る様にしましょう。

特に1弦などの細い弦は普通に肌に刺さったりします。

全ての弦がある程度まで巻けたら6弦、1弦、5弦、2弦、4弦、3弦と外から中へとチューナーなどで音を合わせながら順番に弦を張っていきましょう。

交互に張っていくのは張力のバランスを取るためです。

全ての弦を張れたら弾いてみてください、恐らく合わせたハズの音が大きくズレているハズです。

これは、まだ弦が十分に張られておらずに、ペグの巻きの隙間や弦自体の伸びによって張力が弱くなった為です。

ですので、さきほどと同じ様にまた弦を張っていくわけですが、その前に全ての弦を一度軽く引っ張ってからペグを巻いていくようにしていきます。

弦を引っ張ることで弦を意図的に伸ばしてやり、チューニングの際の狂いを少なくしてやります。

弦を張る、音を確認する、弦を張る、と何回か繰り返す内にチューニングにズレが無くなってきますので、ズレがなくなれば弦が張れたことになります。

また、弦の張り方によってその人がどれだけ練習しているかなどが分かったりもします。

ですので、沢山練習して沢山弦を張り替えればそれだけ上達しているということでなのです。