エレキギターをプレイするようになると、「ライブに出てみたい!」と同様に、「ジャム・セッションをしたい!」という願いも湧いてきますね??
ジャム・セッションが出来るお店などもありますので、是非積極的に立候補(!)して、セッションマンとしてデビューしてみて下さいね。
でもその前に、ジャム・セッションとは一体なんだ?ということを知っておかなければなりません。
ジャム・セッションとは、バンドで練習を積むような計算された演奏に留まらず、アドリブのように、各プレーヤーが自分のソロを自由に披露することが出来る場と言ったらわかりやすいかもしれません。
アドリブなので、勿論そこで初めて出会ったプレイヤーとの演奏かもしれません。それもドキドキものですが、何より演奏をアドリブで弾けちゃうというのが凄い事ですよね?
アドリブとは言っても、キーくらいは決めておきます。あとは、エンディングを各プレーヤーとのアイコンタクトで終わらせるというのもちょっとしたルールかもしれません。
「キーを決めても、コードはどのように進行させたらいいの??」
この点は、初心者ジャム・セッショナーとしては、不安でいっぱいになると思います。でもそこは、ちょっとしたルールがあるのです。
エレキギターには「ブルース進行」というものがあって、大体のコードの順番と長さみたいなものが暗黙のルールがあって、セッションマンはそのルールの中で自由に演奏していくものなのです。
少しは安心出来ました?それでは、次に「ブルース進行」を簡単にわかりやすくまとめてみましたので、ご覧下さい。
1.ブルース進行とはどんなもの?
多くのセッションマンが長い間に暗黙のルールとして培ってきたのが、この「ブルース進行」です。12小節の全体をキーコードに合わせて、2つ3つのコードで順繰りに回して、最後に最初のコードに戻ってくるという進行パターンをとります。
1.Aコードをキーにしたブルース進行
ここでは、Aコードをキーコードとしたブルース進行を紹介します。
12小節の中で、1〜4小節をAコード、5〜6小節にDコード、7〜8小節をAコード、9小節をEコード、10小節にDコード、そして最後の11〜12小節を最初のAコードに戻るというブルース進行をご紹介します。
2.Eコードをキーにしたブルース進行
ここでは、Eコードをキーコードとしたブルース進行を紹介します。
12小節の中で、1〜4小節をEコード、5〜6小節にAコード、7〜8小節をEコード、9小節をGコード、10小節にAコード、そして最後の11〜12小節を最初のEコードに戻るというブルース進行をご紹介します。
2.バッキングもしっかり出来るように
ここまでで、ブルース進行がどういうものかということがお分かり頂けたと思います。
このブルース進行の中ではソロもありますが、ソロばかり弾いていられるわけではありません。「ソロだけやりたい!」という気持ちでいると、ジャム・セッションの場にはいささか場違いになってしまうかもしれません。
他のプレーヤーがソロを弾いている間は、ギタリストとしてバッキングに徹する時も過ごしてもらいたいところです。
因みに、バッキングはパワーコードでオーケーです。コード進行に合わせてバッキングをすればオーケーなので、バッキング自体は難しくはありませんね。
3.ソロプレイの時には
運良くソロプレイが出来るのであれば、アドリブでコード進行に合わせたアドリブプレイを出来るようになりたいものです。
アドリブでソロを演奏する際には、やはり一番使われるのがペンタトニックを使ったアドリブソロと言うことになるのではないでしょうか。
ペンタトニックを基本として、時にはチョーキングをしたり、トレモロをしたり、タッピングをしたり、スライドをしたり、ハンマリングやプリングオフをして、場をしっかり盛り上げて下さいね。