エレキギターを弾ける様になるには練習が必要な訳ですが、初心者ってどれくらいの時間練習すればいいの?と思った方も居ると思います。

そこでどれぐらいの時間練習すればいいのかを考えていきましょう。


1.練習時間ってどれくらい?

どれくらいの時間を練習時間に充てればいいのか?と初心者の方に聞かれたことがありますが、そんな時に言う言葉は決まっています。

「5時間と言われたら5時間練習するのか?」

もちろん、5時間と言わずに自分が出来る限りの時間は練習すればいいと思います。

練習すれば練習するだけエレキギターは上達はしますから、自分の気が済むまですればいいのです。

ですが、どれぐらい練習すればいいのか?と聞く方は言い換えてしまえば仮に練習時間を2時間とした場合、2時間練習すれば出来る様になるのか?と言う事です。

出来る様になるかどうかを聞かれると出来る様になるとは言えません。

上達には個人差がありますし、何となくで練習している方と集中して練習している方とでは当然、上達のスピードは全く違います。

なのでどれぐらい練習すれば弾ける様になる、と言う事はないのです。

重要なのは「練習する時間」ではなく「練習する内容」だと思っておきましょう。

例えばエレキギター初心者のAさんとBさんが居たとします。

Aさんは基礎練習を2時間、Bさんは色々なテクニックを2時間練習したとしましょう。

Aさんは基礎練習しかしていないのでBさんの様に色々なテクニックを覚える事は出来ていません。

逆にBさんは基礎練習をしていないので、基礎の習熟度はAさんより低くなります。

こう見て分かる様に同じ2時間でも練習の内容によって、到達する場所が変わるのです。

なので、何時間練習したから弾ける様になるとは限りません。

ただし、ここで初心者の方が誤解をしない様に言っておくのは「2人とも内容は違えど弾いた分だけ上達はしている」と言うことです。

ですので、練習する際は練習した時間を意識するのではなく、練習した内容を意識しましょう。

そうすることで、自分にどんな練習が必要か、と言う事が見えてくるようになります。


2.それでも気になる練習時間

上の項目では時間より内容とは書きましたが、それでも時間を決めて練習した方がいいのは事実です。

いくら長い時間練習したからと言って、集中力が切れた状態で練習をしていても良い成果は望めません。

長時間練習をするにしても小まめに休憩を取り、集中した状態で練習する様にしましょう。

個人差があるので、絶対はありませんが、目安として一時間、長くても二時間に一度は休憩を入れる様にするといいでしょう。

ただ、弾ける様になってくるとやはり楽しいもので、学生の方など時間に余裕のある方だと気づいたら何時間も弾いていたと言うこともあるでしょう。

そう言った時は水分補給などがしっかり出来ているのであれば、休憩なしで練習をしてもいいと思います。

経験則ではありますが、気付いたら何時間も練習していたと言う時の練習の密度は非常に高い事が多いです。

練習時間に関しては何が正しい、と言うのはありませんので自分のモチベーションが保てる範囲で楽しんで練習しましょう。

何より上達するために必要なのはエレキギターを楽しんで練習する気持ちです。