今回は、エレキギターの華、ピックスクラッチの練習をしてみましょう。適度に派手で、適度に魅せ場を作ってくれて、おまけにとっても簡単です。ライブステージに出演することがあったら、絶対にやってみたいギターテクニックです。

ピックスクラッチとは、そのものズバリ、ピックで弦を引っ掻くと言う意味の演奏方法です。「弦を引っ掻くってどういうこと?」「どのくらい引っ掻いたらいいの?」

初心者の方でも簡単に、今すぐ出来るピッキングスクラッチの練習メニューです。


ピッキングスクラッチで観客の目を釘付けにしよう!

エレキギターのピッキングスクラッチは、ピックで弦を引っ掻く時に出る音を言います。音楽的にもとても遊び心のあるテクニックで、しかもライブなどでは観客に対する見せ場となります。

これをうまく演じるかどうかで、観客の印象も随分変わってくるのではないでしょうか。この練習メニューで、うまく弾くコツを習得して、実際のプレイに生かして下さい。



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楽譜のピッキングスクラッチの表示は、このようになります。この練習メニューは、全音符のピッキングスクラッチです。全音ですから、一小節丸ごとピッキングスクラッチの時間はあります。

ピッキングスクラッチは、ピックを適当な角度で弦に当てて、そのままブリッジ付近から一定の速度でヘッドの方向に向かってスライドさせます。

ピックが弦に引っ掛かりすぎないように、適度な力加減で弦を擦ってみて下さい。力任せにスライドさせてしまうと、過度に弦に引っかかってしまい、良い音が出ない場合があります。

角度や力加減は、自分に合ったやり方を見つけてみて下さい。正しい方法とか間違った方法というのは、ピッキングスクラッチにはあまり当てはまらないかもしれません。

個人的なやり方としては、最初に力加減でどのくらいのスクラッチが出来たかどうか、音で確かめるために、多少ゆっくり目にスクラッチをすることがあります。

その後、これで大丈夫だろうと思ったら、そのまま一気にヘッドに向かってスクラッチを続けるというやり方をすることがあります。ご参考にしてみて下さい。

ピッキングスクラッチと言えども、音符分のスクラッチをするわけなので、スクラッチの最初と最後でリズムが崩れないように調整することも大切です。