エレキギターのテクニックのうち、今回はトリルというものを学んでいきましょう。トリルは、ギタリストの見せ場の一つであります。

失敗しないように演奏できると、曲が華やかになるのと同時に、ギタリストの存在が注目されるテクニックですので、頑張って練習してマスターしてみましょう。

トリルというのは、エレキギターに限らず、ピアノでもバイオリンでもフルートなどの楽器でも行われるテクニックです。ある音よりも高い音とを交互に細かく弾くという演奏方法です。

エレキギターの場合は、ハンマリングとプリングオフとの繰り返しを指します。ハンマリングで指板を叩いて、プリングオフで弦を引っ掻く力が足りないと、だんだん音が小さくなってしまうことがありますので、指板を指で強く叩いてはじくということに気をつけて、演奏してみましょう。


トリル〜指板をしっかり叩いてはじいてみよう

初心者でも出来るエレキギターで行うトリルの練習メニューをご用意してみました。2度の開きのあるトリルの練習メニューです。



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1小節めは、3弦の5フレットと7フレットのトリルです。1小節の間は、ピッキングで弦を最初に一度弾いて、あとはハンマリングとプリングオフで細かく弾きます。

2小節めは、2弦の6フレットと8フレットのトリルの1セットです。こちらも1小節めと同様に、1ピッキングでハンマリングとプリングオフで全ての音符を弾ききります。音の感じは、タララララララララというように、連続した音の装飾となればオーケーです。

この練習メニューでは、十六分音符を16個の音符を1度のピッキングで弾ききるというメニューにしました。前述したように、ハンマリングで最初の1音を指で指板を叩いて、その音の余韻が消えないように、プリングオフで弦を引っ掻くように弾くことの繰り返しを素早くしてみましょう。

トリルには、これ以上説明をしなくても、殆どの人が出来てしまう、割合簡単なテクニックです。とにかく、小さな音にならないようにということと、素早く弾くことに注意すれば、オーケーです。