TAB譜とは一般的な楽譜ではなく、ギター用にわかりやすく書かれた楽譜のことです。

6本の線が引かれていて、それがギターを上から覗き込んだように下から6弦、5弦……というようにそれぞれの線と弦が対応しています。

例えば、6弦の線の上に3という数字が書いているなら、6弦の3フレットというように線の上の数字はフレットを表しています。

とてもわかりやすい譜面ですね。

そこで、ギターの上達には欠かせないTAB譜を使った練習メニューをご紹介しますのでぜひやってみてください。


1.TAB譜を見ながら曲を聴く

まずは好きな曲とそのTAB譜を用意してください。

最近の楽曲なら、無料でネットで公開しているものもあるので探してみましょう。

ネットになくてもバンドスコアという本があります。

それを楽器屋かネットで取り寄せてみましょう。

用意できましたら、楽曲のギターの音を集中して注意深く聴いてください。

曲全体のギターの音だけを意識して聴くのがポイントです。

それから楽曲をもう一度聴きながらTAB譜を指でなぞっていきましょう。

ここでチョーキングをしている、ここではハンマリング・オンを使っているなど、曲中に散りばめられたテクニックがTAB譜にも記号として記載されているはずです。

それを楽曲のギターの弾き方をイメージしながら覚えてください。


2.TAB譜を見ながら弾く

今度はギターを手に取って、TAB譜を見ながら実際に弾いていきましょう。

細かいところは気にせず、弾けるところを全体的になぞって弾いていくほうが曲全体のイメージをつかみやすいです。

間奏でイントロのリフを繰り返している、サビはバッキングを中心に弾いているなど、部分ごとの特徴がわかるようになります。

コード進行を簡単なコード弾きで弾いてしまうのも曲のリズムを覚えるのに効果的です。

全体的な弾き方がわかったらワンフレーズごとに丁寧に弾いていきます。

楽曲を聴いているときにわかった細かいテクニックを丁寧に覚えていきます。

ここでは弾きながら暗記してしまうのがポイントです。

一度暗記してしまえば、TAB譜をいちいち見る必要がなくなります。

何度も繰り返して覚えていきましょう。


3.TAB譜を覚えて弾く

TAB譜が暗記できるようになったら、答え合わせのように見ないでテストしてみましょう。

なるべく完コピを目指してください。

録音して楽曲との違いをなくすことも上達に役立ちますね。

また、ここでテクニックを覚えてしまえば、次に弾きたい曲を練習するときにも必ず役立ちます。

そうやって弾ける曲を増やしていくことで、経験を積むとTAB譜がすっと頭の中に入るようになります。

TAB譜に慣れてきたら、TAB譜を見ないで耳コピできるようになりましょう。

たくさんの曲を練習すれば、ギターも上達していきます。