楽器の演奏において決まったテンポで弾けることはとても大切なことですね。
もちろんギターでも同じことです。
リズム感のない演奏では調子が狂ってしまい、聴いている側にとっても苦痛に感じてしまうほどです。
また、演奏する側にとってもリズムにのることで、リズミカルに流れるように演奏することができます。
それではギターのテンポを意識した練習方法をご紹介していきます。
1.スローテンポ
メトロノームのテンポを80に設定してみてください。
いわゆるスローテンポですね。
普段速いテンポばかりで練習している人はとてもイライラしてしまうと思いますが、ギターの上達のためにはどのテンポでも弾けるようにしておきましょう。
まずは、メトロノームだけを鳴らして音に合わせて手を叩いてみましょう。
ギターで弾くよりも、体にリズムを染み込ませることで自然とリズムに乗れるようになります。
手だけではなく、体もメトロノームの音に合わせて揺らしてみるとさらにのりやすくなります。
合わせることができましたら、ギターを持ってクロマチック練習で一音ずつ弾いていきましょう。
テンポより速く弾いてしまうことを走ると表現しますが、走らないように注意してください。
2.ミドルテンポ
今度はメトロノームの数値を120くらいに設定してください。
ミドルテンポくらいですね。
この速さなら、速いテンポの曲ばかり練習している人でも合わせやすいと思います。
このときも走らないようにすることです。
逆に今度は、スローテンポで慣れている人には少し速すぎると感じると思います。
そのときは100に設定して、その音に合わせてクロマチック練習してください。
それに慣れたら120に上げて練習していきましょう。
自分が確実に弾けるテンポから徐々に上げて慣れていくようにするのが、テンポの練習をするときのコツですね。
地道に練習して上達させてください。
3.アップテンポ
今度はメトロノームを160以上に設定してみましょう。
これがアップテンポと呼ばれている速さです。
80と比べてみるとかなり速く感じると思います。
これも同様にクロマチック練習で弾いてみてください。
アップテンポについていけない人は、テンポを下げていき自分のついているいける限界のテンポを探ってみてください。
体全体を揺らしたり、足だけでリズムをとってみるとリズムに乗りやすいでしょう。
どのテンポでも弾けるようになると演奏の幅が広がります。
ぜひ毎日の練習にメトロノームを取り入れてギターを上達させていきましょう。