ギターで鐘のようなきれいな響きを聞いたことがありませんか?数あるギターテクニックの中でも印象的なもので必須のテクニックにハーモニクスがあります。演奏に彩りを加えるハーモニクスを掘り下げていきましょう。
鐘の響きをイメージすること!
弦楽器でのハーモニクスはフラジオレットとも呼ばれ、楽器の演奏の表情をより多彩なものとします。
特定の倍音が浮き立つように意図的に発生させ、それを基音のように聞かせます。
通常の音と違い、響きがあり特徴的なのでとても効果的です。
ギターの場合、ほとんどの場合ハーモニクスと呼ばれ、ナチュラル・ハーモニクス、ピッキング・ハーモニクス、タッピング・ハーモニクスという種類があります。
まず、代表的なナチュラル・ハーモニクスのやり方をマスターしましょう。
よく使われますので、必ず毎日の練習メニューに入れてください。
方法は、フレットに軽く触れた状態で弾弦します。
指をフレットの完全な真上にして、弦に軽く触れている状態でピッキングします。
実際いギターを持って、弾いてみましょう。
しっかりと音が伸びているかチェックしましょう。
主要なポジションは5フレット、7フレット、12フレットです。
まずはそれらを各弦でしっかりと響きのあるきれいな音がでるように練習メニューに加え、マスターしましょう。
ハードロックの代名詞 「ピッキング・ハーモニクス」
ギターのハーモニクスのうち、少し特殊なハーモニクスもあります。
ハードロックやヘビィメタルで必要不可欠なピッキング・ハードロックです。
ピッキング・ハーモニクスは弦を弾く際にピックを持った親指を弦に一瞬触れさせて、極めて高音の倍音を出します。
ほとんど右手親指で弾いているような感覚で、ピックはかなり深めに持ち弦にヒットさせます。
音程の正確さよりも、よりアグレッシブな演奏となるような、効果音的な使い方が多くとても迫力のあるロックギターサウンドにマッチします。
他にもアーミング(アームを使って大幅な音程の変化を出す奏法)と絡めたり、通常の演奏に一瞬取り入れることにより、すぐに世界観を作り出すことができます。
尚、このピッキング・ハーモニクスはダウンピッキングの時のみに使えるテクニックです。
個性的な演奏となるように、実音と上手くミックスさせて弾いてみましょう!