手持ちのギターのチューニングが合わない、弾いていると極端にずれてくる、ハイフレットを弾くとなぜか音痴などといった症状はありますでしょうか?
もしチューニングに関して不安があれば、そのチューニングのずれは解消できるものかもしれません。
1.チューニングが合わないときやってみること
チューニングが合わない時や、ずれがひどい場合、最初にやることは「すべての弦をチョーキングしてみる」です。チョーキングしてからペグを巻き、元のチューニングに戻してみましょう。
この時気を付けてほしいのは「必ずペグを巻いてチューニングが終わること」です。ペグを戻してチューニングを終えると、弦の接点であるナットを中心に「ヘッド側」と「ナット側」でテンションの差が生まれ、チューニングは到底合いませんので注意してください。
元のチューニングに戻ったら、再度チョーキングしてみて下さい。これを何回か繰り返します。
2.ギターのチューニングが合わない理由とは
ギターのチューニングが合わないのには必ず原因があります。
まずは「弦」自体の問題です。弦が新しい場合、弦を張っているテンション(引っ張られる力)に弦自体が慣れておらず、どんどん伸びていきます。そうすると弾いている間に「チューニングが低くなる」という症状が起きます。
また弦が古い場合・錆びている場合は、そのサビが引っかかることで安定しない場合もあるので、古い弦は変えましょう。
次に弦の接点の問題です。特にナットやペグ回りでトラブルが多い傾向にあります。
ナットの溝が弦に対して狭いと、先述の「テンション差によるズレ」が極端に多くなりますので、同じギターには同じ太さの弦を張るように日頃から意識しましょう。
ペグでずれる場合は、弦がちゃんとペグに巻き付いてない場合があります。「綺麗に巻けている」が意外と重要で、前の一周の弦の上に巻かれていたりするのはNGです。
最後にパーツ自体の緩みなどはないでしょうか?弦のテンションで押さえられていると気付きにくいのが、ペグ自体が緩んでいる(止めているナットやビス、ペグの軸自体)や、エレキギターの場合、ブリッジやネックを止めているビスやナット事態が緩んでいることがあります。
それらはすべて「チューニングが合わない」につながりますので、一つずつチェックしてみて下さい。
3.どうしようもないと思った時は
どうにも原因が特定できない場合もあるかと思います。そんなときには、身の回りの「ギターに詳しい人」や楽器を買ったショップの「店員さん」などに話を聞けると勉強になります。
また、手に負えないと感じた際は、一度「プロ」であるリペアショップなどを頼ってみましょう。参考になるかも知れません。