7弦ギターというと、大体の場合がエレキギターだと思いますが、そのチューニング方法に関して説明させて頂きます。人によってはさらにドロップチューニングする方もいるかとは思いますが、ここでは一般的な7弦ギターのチューニング(ローB)のみで話を進めさせて頂きます。


1.7弦ギターのチューニング

7弦のギターのチューニングは、大半の場合が「レギュラーチューニング」に7弦(オクターブ下の「B」の音を足した形になると思います。

7弦から数えて「BEADGBE」の形です。ノントレモロ(トレモロユニットなしの場合)は表のとおりにチューニングしていけば大丈夫です。

7弦ギターは、レギュラーチューニングに低音弦を一本足した形になりますが、ギターの一般的なチューニングは、2弦・3弦の間を除いてはすべて「5度」の音程差で調整されると覚えておくと、いざという時役に立つかもしれません。


2.トレモロユニット有りの場合

7弦ギターでトレモロユニットが載っている機種(アームを使える機種)となると、大体はフロイドローズ(フロイドタイプ)かと思われます。

フロイドローズに関しては、ロックナットを閉める前の、ブリッジの平行を保つためのテンション感が、6弦タイプの反れと大きく違うので、経験による「慣れ」がある程度必要になってきます。積極的に弦を交換してみて、慣れてみて下さい。

ある程度ブリッジがしっかりした位置に来たら、ロックナットを閉めて、ファインチューナーで微調整しますが、ファインチューナー位置を、弦を張り替える前に可動域の真ん中に置いておくと失敗が少ないです。


3.7弦ギターのオクターブチューニング

7弦ギターにおいて特に注意するのは、ブリッジ上サドルの位置になります。6弦ギターでは、123弦、456弦と、綺麗な段差が2つの階段になるのが正しい位置ですが、7弦目は456弦の階段より一段下がった位置になります。(もちろんパーツの状態や環境によって変わりますので、良いポイントを見つけて下さい)

これは弦自体の太さの影響によるもので、7弦は特に太い弦を張っているためどうしてもほかの弦より遠い位置になりますので、覚えておくと良いでしょう。

また音程が低く、低音の音感が良くないといつの間にかずれていることもありますので、定期的にチェックできるとなお良いでしょう。

7弦ギターのチューニングはレギュラーチューニングに7弦(B)を足せば大丈夫です。あとは経験と慣れが必要ですので、6弦にはない7弦ギターの感触に慣れてみて下さい。