今回は音叉を使ったギターのチューニングをしていきます。

学生時代の物理で音叉を使った実験をしたことがある方もいると思います。

今やデジタル式のチューナーが主流ですが、音叉を使ったチューニングも覚えておくと音感が鍛えられるのでギターの上達に役立ちます。

では音叉を使ったチューニングのやり方をご紹介していきましょう。


1.音叉について

音叉を使ったチューニングに入る前に、そもそも音叉ってどういう道具なのかわからない方もいますね。

まずは音叉について説明していきましょう。

音叉とは、簡単に言うと決まった音の高さを出すことができる金属製の道具ですね。

自分の腕や膝を叩いてみると必ず決まった音を出します。

どうやって叩いても同じ音が正確に出るようになっていますので、ギターなどの楽器のチューニングに用いられていました。

今でも音叉を使ってチューニングしている演奏者はけっこういますね。

また、ギター初心者の方でも音叉を使ったチューニングをやっていると、正確な音を覚えるようになるので音感が鍛えられる効果もありギターの上達に役立ちますね。


2.音叉の使い方

今度は音叉の使い方をご紹介していきます。

まずは音叉を用意してください。

価格は1000円以下のお手頃なものが多いですね。

音叉を用意できましたら、音叉を叩いてみてください。

自分の腕や膝を軽く叩くようにしましょう。

それを耳に近づけ音を確認してみましょう。

Aの音が鳴っているはずです。

アコースティックギターをお持ちの方は、音叉を叩いた後、ギターのボディに音叉をつけてみると共鳴して大きく聴こえるようになります。

この音叉の音とギターの音を合わせるようにしてチューニングしていきます。


3.音叉を使ったチューニング

それでは実際に音叉を使ってチューニングしていきましょう。

まずはギターの5弦5フレットのハーモニクスを出してください。

その音を音叉のAの音に合わせるようにチューニングしてください。

このとき、なるべく素早く音叉の音を聴くようにしないと音が消えてしまいますので、ハーモニクスを出したらすぐに音叉を鳴らして音を比較しましょう。

5弦を合わせることができましたら、5弦の音を基準にして他の弦もチューニングしていくようにします。

音叉を使ったチューニングは、自分の耳で確認していくので音感トレーニングにもなります。

音感が鍛えられるとギターの上達にも役立つので、ぜひ音叉を使ったチューニングも取り入れてみましょう。