エレキギターを始めて間もない初心者の方が直面する事の一つとして指が痛い、と言った身体的なものがあります。

なかには、指が痛いのがいやでエレキギターをやめてしまう人も居ます。

ですが、折角始めたエレキギターの楽しさを知る前にやめてしまうのは勿体ないです。

ここではそんな初心者の方に少しばかりのアドバイスをします。


1.最初は誰でも痛いもの

プロの方やアマチュアの方がエレキギターを弾いているのを見てみると、ものすごく涼しい顔をして弾いていますよね。

ですが、実際に弾いてみると想像に反して音は鳴らないし弦を押さえる指は痛いしで挫けた方は多いと思います。

エレキギターをやめる理由として「指が痛いからやめた」と答える初心者の方はかなり多いです。

初めの内は30分も弾けば指先が痛くなってくると思いますが、ではなぜエレキギターを長くやっている人は平然としているのか?

それは「長くやっているから」の一言に尽きます。

勿論、慣れると言うのもありますが、機会があれば経験者の方に指先を触らせてもらってみてください。

初心者の方が自分の指先と比べた時に経験者の方の指先は硬く感じると思います。

これは練習を重ねるうちに指先の皮が厚くなり、硬くなってくるためです。

皮が厚くなると言う事はその分弦で指先を痛めることも少なくなります。

その人がそれだけ練習してきたとも言えるでしょう。

また、練習を重ねて上達してくることによって、弦を押さえる際の力の加減も分かってきます。

初心者の方が指を痛める原因は指先が押さえる為の指になっていないのもありますが、必要以上の力を入れているのもあります。

どうしても最初は音が鳴らない為に、音を鳴らそうと力いっぱい弦を押さえますが、力を入れて押さえればそれだけ弦が指に食い込みます。

そうなれば指を痛めてしまうのは仕方ありません。

それに対して経験者の方は基本的に、弦を鳴らせるだけの力でしか押さえていませんから、余計な力が入らない分、指への負担も軽いのです。

どうすれば、その力加減が分かる様になるかと聞かれると、こればかりは練習あるのみとしか言いようがありません。

練習を重ねて、指を痛めてどう弾けば指が痛くなりにくいかを自分で考えながら身に付けていくしかないのです。


2.練習中に指が痛くなってきたら

基本的には練習をしていて指が痛くなってきたら、練習を中断しましょう。

指が痛いと思いながら練習をしていても、痛みで集中出来ないのでいくら弾いたところで練習の成果は期待できません。

無理をして弾き続けても痛みが翌日まで残ってしまい、結局思うように練習が出来ずに上達が遅れてしまう原因にもなります。

それならいっそ「痛くなってきたからここまで」と区切ってしまうのが賢い選択です。

楽しむ気持ちがなければ続けるのは難しいものなので、無理をするより自分の出来るペースで練習する様にしましょう。

もちろん、ストイックに練習したいと言う方は指を苛め抜いて練習すると言うのもいいでしょう。

ただし、この練習の仕方で練習を行うと酷い時は左手の指に感覚がなくなり、物を持つのにも痛む様になります。

それに指に痛みが残ったままだと、押さえる力が弱くなってしまったりして上手く弾けなくなるのでメリットはあまりありません。

ですので、練習中に指が痛くなってきたら素直に中断して良いコンディションで練習出来る様に心がけましょう。