ギター初心者の疑問として「練習ってどのくらいやれば良いのだろう…?」って思う方、結構多いと思います。

もちろん、「一日に具体的にどの位やればうまくなる」と言った時間は決まっていません。

そして、多くのプロミュージシャンたですら「もっとうまくなれる」という意気込みで、日々練習に励んでいることでしょう。

さて、初心者の皆さんにお勧めしている練習時間ですが、何点かポイントがありますのでご紹介させて頂きます。


1.まずは楽しく弾ける時間

ギターを始めたての頃って、日に日に出来ることが増えていって毎日楽しいと思います。

昨日弾けなかったコードがなんとなく弾けたり、このアーティストはこうやって音を出しているのか、なんて発見があったりで、時間がたつのが早いかと思います。

何時間練習すれば良いかな?と考え始めた人は次のステップにいることでしょう。「もっとうまくなるためには」「この曲のこの部分が弾けない」などと、いろいろな思いがあるかとは思いますが…。

結論から言えば、「一日に練習する時間が決まったところで、上手くはならない」です。

弾けない→悔しいから練習→弾けない→悔しいから練習…なんてやっていると、気が滅入ってきますよね?(その反復は非常に大事です)その一曲のためにギター弾くのが段々と辛くなってきますよね、わかります。

まぁそんな時は、好きな曲・ちょっとでも弾ける曲を弾いて、その日はギターを置いちゃいましょう。次の日またちょっとでもチャレンジして、少しずつ経験値を上げてくのが重要です。

勉強とかもそうですけど、まとめて一気にやっても身になりません。(学生の頃の一夜漬けの内容、私は1ミリも覚えていません)それより毎日5分でも10分でも、なんなら鏡の前で構えるだけでも良いと思いますが、楽しく弾ける分だけ弾いて、少しずつうまくなってみてはいかがでしょうか?

積み重ねていくうちに、「あれ?弾けるようになっている」という瞬間が来るはずです。それを一回体験すれば、おのずと楽しく弾ける時間が長くなります。
結果として練習できる時間が増えてさらに上手になれます。


2. 1日の時間が増えてきたら…

楽しく弾ける時間が増えてきたころには、「ギターが弾ける」と名乗れるぐらいの演奏は出来る

のではないでしょうか?そしてまたその時期に、壁にぶつかることが多いです。「あの曲のギターのコピーができない」「テンポが速すぎてついていけない」などです。

そんな時こそ、楽しく弾ける時間を意識してみて下さい。「出来ない、もうダメだ」と根詰めて練習するのも良いですが、「今日は出来ないけど、明日は出来る」と考えてみるのも手です。
毎日楽しくチャレンジしていけば、必ず壁を突破できる瞬間があります。必ずです。


3.楽器は楽しむものです

楽(楽しむための)器(もの※意訳)なので、一日に何時間練習しなければ…なんてノルマは一切不要です。

好きな曲・フレーズ・アーティストのモノマネとかでも良いので、ギターを好きになって楽しめれば、おのずと上手くなっていくはずです。

精神論みたいになっちゃいましたが、本当に重要な事なので、読んだ方はちょっと意識してみると、練習の見え方が変わってくるかもしれませんよ。