エレキギターをやりたい!エレキギターを弾きたい!そう思う人は、多いでしょう。若い人もそこそこ大人になってからも、ギターヒーローになりたい!という望みを持った人は多いと思います。

いざ、ギターを買おうと思った時に、いろいろな種類のあるエレキギターからどんなギターを選んだらよいか悩むことでしょう。値段の高い物から安い物、そしてエレキギターのスタイルや、大きさ等、いろいろとあります。

今回は、数あるエレキギターの中からどんなギタリストにどんな特徴があるのか、まとめてみました。是非、エレキギターを購入する参考にしてみて下さい。


1.エレキギターのスタイルで選ぼう

エレキギターを選ぶのに、まずスタイルから選んでみましょう。エレキギターにはいろいろな形が揃っています。


1.ストラトキャスタータイプ

ここで言うストラトキャスター、テレキャスターは、本物のフェンダー社のブランドのギターというだけにとどまらず、ストラトキャスタータイプの他のギターメーカーのギターということも含みます。

ストラトキャスターを使う有名ギタリストは、たくさんいます。ストラトキャスターとテレキャスターの違いは、ボディの形が丸くなっているか尖っているかということで見分けることが出来ます。

シングルコイルが3か所ついていて、パワーはあまり無いのですが、繊細な音色も鋭い音色も出る強者ギターです。

他の特徴は、
・ネックが細めで重量も軽め
・ハイポジションの演奏が簡単
・アームが装着しているのでアーミング奏法が出来る

繊細な音色も特徴なので、ブラッシングやカッティング奏法にも威力を発揮します。

ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、リッチー・ブラックモア、イングヴェイ・マルムティーン、スティービー・レイボーン、ロリー・ギャラガー、バディ・ガイ等々、古今東西、たくさんのギタリストがストラトキャスターを愛してやみません。


2.レスポールタイプ

こちらも本家本元はギブソン社のレスポールですが、他にエピフォンや日本のTOKAiなどもレスポールタイプのエレキギターを発売しているので、そちらのギターも含まれます。

デザインも絃楽器をイメージして作られたために、重厚で存在感のあるのが特徴です。ライバルと言われるストラトキャスターに比べると、音色もより中低音が特徴です。

他の特徴は、
・ネックが太めで重量は重め
・ピックアップはダブルコイルを採用しているので、パワフルな音色が特徴
・低音も良く響くので、ハードロックやヘヴィメタルで使われることも多い

ジミー・ペイジ、スラッシュ、ジョー・ペリー、松本孝弘、ゲイリー・ムーア、デュアン・オールマン、ザック・ワイルド、等々、こちらも古今東西、様々な有名ギタリストが愛用しています。


3.ギブソン・SG

こちらもギブソン社の人気ギターです。ストラトキャスターやレスポールに負けず劣らず、愛用者の多いエレキギターです。

元は、レスポール社ではSGをレスポールとして売り出そうとしていたようです。レスポールがメイプルトップ+マホガニーの組み合わせであるのに対し、SGはマホガニー単板で出来ています。

SGは重量のバランスが偏っており、ヘッド部分が重く出来ているために、よく「SGのヘッド落ち」と呼ばれる現象が起きるようですが、それでもSGを愛してやまないギタリストが多いのも、SG本体が軽いのに対してパワフルな音色が出るからでしょう。

サンタナ、トニー・アイオミ(ブラック・サバス)、アンガス・ヤング、岩寺基晴(サカナクション)、等々のギタリストが有名です。


4.ギブソン・フライングV

スタイルを一度見ただけで忘れられない「V」字型のギターのフライングVも、大変愛用者がいるエレキギターです。

既に1950年代には売り出されていたのにも関わらず、そのスタイルなどが最初は受け入れられなかったようだが、徐々に人気も出てきて、今でも不動の人気エレキギターの一つである。

ジミ・ヘンドリックス、キース・リチャーズ、ポール・スタンレー(キッス)、マイケル・シェンカー、ルドルフ・シェンカー、レニー・クラヴィッツ、ザック・ワイルド、アルバート・キング等が、愛用ギタリストの一部である。


2.エレキギターをネックの長さで選ぼう

前章では、ギターをスタイルで選ぼうという観点で、エレキギターの選び方をまとめてみました。今回は、ギターのスケール、つまりギターの弦の長さから自分に合ったギターを選んでみようという観点で、まとめてみたいと思います。

エレキギターのユーザーは、大人だけではなく、女性もお子さんもいらっしゃることと思います。大人と比べると、女性もお子さんも体力的な問題と、体の大きさという点で、少し小さめや軽めのエレキギターを選んだ方が良いということもあります。

第一は、実際に持ってみて決めるのが良いかと思いますが、その種類を先に調べておいて、特徴を知っておくというのも大切なことかもしれません。


1.ショートスケールで弾こう

ギターのスケール(弦長)が609.6mm程度のギターを、ショートスケールギターと言います。スケールも短いですが、ネックも小さく指板も押さえやすいので、女性やお子さんにも使いやすいギターです。

代表格は、フェンダーのムスタングや、フェルナンデスのZO-3、アンプ内蔵のミニギターやお子さん向けのエレキギター、ジャガーやリッケンンバッカーなどがあります。


2.ミディアムスケールで弾こう

ギタースケールが628.65mmのエレキギターで、具体的には、ギブソン・レスポールがミディアムスケールのギターです。レスポールの特徴は、前章をご覧下さい。


3.ロングスケールで弾こう

ギタースケールが647.7mmのエレキギターで、具体的には、フェンダー・ストラトキャスターがロングスケールです。ストラトキャスターの特徴は、前章をご覧下さい。