ギターのパワーコードとは、6弦から4弦を使用する低音を強調させた響きがするコードのことです。

ロック系やメタル系の曲によく用いられるコードですね。

メジャーコードの響きやマイナーコードの響きの要素もあるため、メジャーかマイナーかを気にすることなく弾けるコードです。

とてもお手軽で便利なコードなので、初心者の方はぜひ覚えるようにしましょう。

そこで、今回はパワーコードが上達する練習メニューを用意しましたのでどうぞご覧ください。


1.6弦と5弦を使ったパワーコード

まずは6弦と5弦を使ったギターのパワーコードから練習して上達させていきます。

人差し指で6弦1フレット、小指で5弦3フレットを押さえてください。

これでその2つの弦を鳴らすだけでFのパワーコードの音が鳴ります。

とても簡単ですよね。

これなら通常のコードやバレーコードの押さえ方より楽に押さえることができますね。

このときのポイントは、人差し指で4弦から1弦をミュートさせることです。

そうすれば、激しくストロークしても6弦と5弦以外は鳴らないようになります。

Fのパワーコードの形から、1フレット分ブリッジ側へ移動させてください。

これでF#のパワーコードが鳴ります。

さらにもう1フレット横に移動させると、今度はGのパワーコードの音が鳴ります。

このように、1フレットずつ移動させていくと半音ずつ音程を変えることができるのです。


2.5弦と4弦を使ったパワーコード

今度は5弦と4弦を使ったギターのパワーコードを練習して上達させていきます。

人差し指で5弦1フレット、小指で4弦3フレットを押さえてください。

指の形はFのパワーコードと同じで、1弦分下にずらしただけと覚えるとわかりやすいです。

この2つの弦を鳴らすだけでBフラットのパワーコードが鳴ります。

このときのポイントは、人差し指の先か、親指で6弦をミュートさせることです。

さらに3弦から1弦も人差し指でミュートさせると鳴らないようになります。

これもFのパワーコードのように、横に移動させていくだけで半音ずつ音程を変えることができます。

FとBbの押さえ方を覚えれば、他の基本的なパワコードはすべて弾けるようになります。


3.コード進行をパワーコードで弾く

最後に、コード進行をパワーコードだけで弾いてみましょう。

F・G・Em・Amのコード進行をパワーコードで弾いていきます。

Fから始まり、2フレット分動かしてG、ななめにずらしてEm、上ななめにずらしてAmですね。

弾いてみるとわかりますが、同じ手の形のまま移動させるだけなのでとても簡単に弾くことができます。

パワーコードだけで弾けるような曲のフレーズもあるので、練習曲として探してみてください。

ギターを初めて間もない方は、パワーコードを覚えるとすぐにギターを楽しむことができますので、ぜひ覚えてみてください。