ギターは右手のテクニックが非常に大切だと言われます。右手で使用できる指は親指、人差指、中指、薬指、小指の5本の指がありますが、その中でも、最も重要な2本の組み合わせがあります。それがここで紹介するツーフィンガーピッキングです。

親指、人差指のコントラストを楽しもう

ギターにおけるツーフィンガーピッキングとは右手親指、人差指で全てのプレイをまかなうことを指します。

とても重要なので練習メニューに入れてツーフィンガーピッキングを自分のものにしてみましょう。

まず、ギターを持つ前に指のトレーニングをしましょう。

親指を振り下ろす⇒人差し指でかきあげる

この動作を連続的に繰り返し指の反応をあらかじめ強化しておきましょう。

お分かりのように、ギターの練習は運動神経的な要素が多分に含まれます。

野球でも素振りがとても重要なのと同じで、ギターでもイメージトレーニングや基本動作の確認が大切です。

これも是非、練習メニューに加えてください。

では、実際にギターで練習してみましょう。

ここではまず、6弦開放をツーフィンガーピッキングで弾いてみましょう。

まず親指で6弦開放をダウンピッキングの要領で弾きます。

そして次に6弦開放をアップピッキングの要領で弾きます。
右手はもちろんピックを持たないフィンガースタイルです。(場合によりサムピック装着でも構いません)

いかがでしょうか?

この動作を連続的にメトロノームに合わせ強化しておきましょう。

このパターンを練習メニューに加えてください。

音の粒の揃ったきれいな強い音になっているかしっかりチェックしましょう。

慣れてきたら5弦でも同様の練習をしてみましょう。

5弦の場合、下に6弦、上に4弦が隣接するので小ぶりでシャープなツーフィンガーピッキングが要求されます。

同様に4弦、3弦、2弦、1弦と繰り返し練習しましょう。

だいぶ慣れてきましたね。

クロマチックをツーフィンガーピッキングで弾こう

次に左手も入れてみましょう。

練習も兼ねて、基本的なクロマチックスケールをツーフィンガーピッキングで弾いてみましょう。

左手6弦1フレット⇒右手親指ダウン
左手6弦2フレット⇒右手人差指アップ
左手6弦3フレット⇒右手親指ダウン
左手6弦4フレット⇒右手人差指アップ

ツーフィンガーピッキングは速く弾くことも可能なテクニックですのでぜひあなたのギタースタイルに取り入れてみてください。