初心者の方がエレキギターをやっている内にスケールと言う言葉を聞いたことがあると思います。
ですが、具体的にどういったものかを理解している初心者の方は少ないと思います。
そこで今回はスケールについて簡単に説明していきましょう。
1.スケールとは?
エレキギターなどで使われるスケールと言うものがありますが、そもそもスケールは何なのか?
初心者の方でも、音楽の授業で「音階」と言う言葉を聞いた事があると思います。
分かりやすく言えば、誰もが知っているドレミファソラシドもこのスケールと呼ばれるものの1つです。
また、スケールは調性(キー)と密接な関係を持っています。
その関係性についてはまた別の話になりますので、今回はスケールのみについて話をしていきましょう。
2.スケールの種類
スケールには様々な種類があり、名前も色々と存在しています。
代表的なものにメジャー・スケールとマイナー・スケールと呼ばれるものがあります。
メジャー・スケールに該当するのは、先ほどのドレミファソラシドがこのメジャースケールの並びを持っています。
ただし、ドレミファソラシドだからメジャー・スケールなのではなくメジャー・スケールの並びになっているのがドレミファシラシドなのです。
当然、メジャー・スケールの並びを知ってさえ居れば、レから始めても、ソから始めてもメジャー・スケールを作ることはできます。
ちなみにこの並びのスケールはCメジャー・スケールとなります。
この辺りは初心者の方は上達して音楽理論を学んでいく内に理解を深めていけば良いと思います。
そしてマイナー・スケールに該当するのは、ドレミファシラシドをラから始めたラシドレミファソラがマイナー・スケールの並びになります。
このラから始めたものをAマイナー・スケールと言います。
また、マイナー・スケールにはいくつか種類があり、上に紹介したものはナチュラル・マイナーと呼ばれるものです。
ナチュラルマイナーの第七音を半音上げたハーモニックマイナーと呼ばれるスケールがあります。
これはリーディングノートと呼ばれる効果を持つ音にするために七音目を半音上げにしたスケールです。
そしてそこから更に第六音を半音上げたメロディックマイナーと呼ばれるものもあります。
この時点で初心者の方は混乱している方も多いと思いますが、それでもシャープやフラットを考えなくていい分、混乱しにくいとは思います。
実際のスケールはソから始まる場合もありますし、シから始まる場合もあります。
その場合、当然ながらシャープやフラットと言ったものも付いてくる様になります。
ただし、あまり細かく説明しだすとスケールから外れてしまうので今回は触れずにおきます。
また、スケールをしっかりと理解するには音楽理論の基礎を理解する必要があるため、後々の上達のためにも音楽理論の基礎だけでも勉強しておきましょう。