ギター初心者の皆さんは、TAB譜は使っていますか?(タブふと読みます)バンドスコアとかを見てみるとギターの五線譜の下段に「TAB」と書かれた六線譜が載っているかと思いますが、そちらのことです。

使い方の分からない人のために、その読み方を解説していきたいと思います。


1.音符いらずのTAB譜

TAB譜は音符で書かれている5線譜を、ギターのフレット上での動きとして視覚的に表した(わかりやすくした)楽譜の一種です。

五線譜でギターの演奏をするには、いくつかのデメリットがあります。

例えば、C5(ギターでいう2弦1フレット)の音は、3弦5フレット、4弦10フレット、5弦19フレットと、ギター上に4か所ありますので、どこも正解であり、前後の音の流れからポジションはどこなのか、という事を考えながら演奏する必要があります。

それをTAB譜では何弦の何フレットを弾きなさい、といったように指定がありますので、楽譜の通りに弾くことで、適正なポジションで弾くことが出来ます。


2.具体的な読み方

TAB譜は6本の横線から成り立っています。ギターのネックを右利き用に構えた時の弦の位置、と覚えて下さい。下から6、5,4,3,2,1弦を表します。また、数字が書いてありますが、それは押えるフレットを表しています。

初心者の方には、好きな曲と組み合わせをお勧めしています。好きな曲の好きなギターとTAB譜を組み合わせることで、TAB譜のルールが頭に入ってくるはずです。

たとえばTAB譜において、音符の長さを(〇分音符)を表している縦・横の線があるのですが、楽譜を読める方でないと、説明しづらいところがあります。

それを好きな曲と好きなギターによる聴感によって、補ってしまいます。そしてその経験から、「この記号の際はこんな長さ」と覚えられます。


3.ギター初心者とTAB譜の読み方

TAB譜のルールはまだまだありますが、好きな曲の好きなギターが最大の先生となってくれます。ギター初心者のうちは、積極的に好きな曲でTAB譜にチャレンジしてみて下さい。

読み方がわからなくても、直感的に大体出来るのがTAB譜最大の特徴です。また、音源では聞き取りづらいところなどはTABに「何の弦の何フレットを弾けば良いか?」と答えが載っていますので、そちらを参照すればわかります。

TAB譜はギター初心者の強い味方です。ぜひ読み方を覚えて、これからのギターに役立てて下さい。色々な曲にチャレンジすれば、上達も早まりますよ。