ギターのコードは形成していくと何千通りと可能になるでしょう。その全てはまる覚えでは覚えきれるはずはありませんよね。それではコード、指板を理解している人はどのように覚えているのでしょうか?その謎を少し紐解いてみましょう。

コードは度数で把握しよう
よくある分厚いコードブックやコード表などで果たしてギターのコードを覚えきるのは得策なのでしょうか?

答えは「NO!」ですね。

やみくもにコードブックを数個ずつ毎日覚えていくというやり方は、初期的な10個ほどのオープンコードにはとても有効ですが、トータルで考えていくと無理があります。

そのような覚え方では限界がすぐに来てしまいます。

それでは、どのように覚えていくのでしょうか?

それは「度数」を把握して自分でもコードを作っていくという考え方が一番実践的です。

必ず、練習メニューに入れて自分のものにしてください。

度数を意識した覚え方は一度マスターしてしまうと、無数に可能性が広がっていきます。

ギターの指板を把握することができ、ギターのコードをどんどん作れるようになるアイデアが浮かぶようになってきます。

では、始めてみましょう。

まず、コードは基本的に3度ずつ積み重なっていますので1度、3度、5度の音程の理解が必須となります。

ここでは基本かつ重要な3度を取り上げます。

3度は長音程といい、長3度と短3度があります。

長3度は明るい響き、短3度は暗い響きとなります。

Major 3rd、minor 3rdと表します。

この3度は今後も非常に大事になってきますのでしっかり覚えましょう。

AとAmはどこが違う?

一例としてAコードとAmコードで考えてみましょう。

A音の3度はC音になります。

そのA、C間の音程は短3度となります。

その時点でマイナーコードだということが分かります。

この音程の時点で混乱する方は基礎理論の音程を勉強する必要があります。

覚え方はコードと並行して、これから少しずつでもいいので覚えていきましょう。

そのマイナーの響きをメジャーの響きに変化させるには、3度を半音上げれば良いのです。

すなわち、Aコードの土台はAとC#という長3度音程になります。

ギターのフレットなら隣になるので確認してみましょう。

Aコードは5弦開放、4弦2フレット、3弦2フレット、2弦2フレット、1弦開放という並びになります。

Amコードは5弦開放、4弦2フレット、3弦2フレット、2弦1フレット、1弦開放という並びになります。

違いは2弦の音だけですね。

このような練習を毎日の練習メニューに入れ、正しい覚え方でトレーニングするとギターコードを制覇できるようになります。