実際ピッキングのフォームは千差万別であると言えると思います。しかし、合理的なピッキングフォームというものが存在します。ここでは様々な角度からピッキングのフォームを検証していきます。正しいピッキングを身に付け、無理のない演奏を目指しましょう。

脱力が重要なポイント

ギターの場合、安定した音を生み出すのは最終的には右手のピッキングによるものです。

基本的なピッキングをマスターしておきましょう。

まずは親指を伸ばしピックを並行にして持ちます。力を入れすぎてはいけません。

リラックスして脱力を心掛けましょう。

ギターを弾く時の手の使い方も重要です。

よく例えられるのは、体温計をふる動作です。

シャープに、ピックと弦がぶつかる時に止まらずスっと振り抜けるように意識しましょう。

入門者によく見られるのが、肘で弾いてしまうという点です。

手首がガチガチに固定されていると、柔らかい動作ができず振り幅の自由も効きません。

脱力ということを常に意識すると先々にも役立ちます。

様々なフォームを研究しよう

スポーツなどと同じようにギターのピッキングフォームも人によって様々です。

しかし共通して言えることはオルタネイトピッキングの安定です。

ダウン、アップを交互に繰り返すピッキングでとても重要となります。

バランスの取れた音色、リズムを心掛けましょう。

練習時は必ずメトロノームを使用しましょう。

他にも様々なピッキングがあるので軽く触れておきましょう。

●エコノミーピッキング

弦移動時にダウン、もしくはアップのピッキングが連続する弾き方です。
無駄のないフォームとなるので速いフレーズなどで用いられます。

●サークルピッキング
 
弦移動の激しい場合、弦をこねくり回すような弾き方です。
固定した動きの速弾きなどに最適です。

●スウィープピッキング

複数弦をダウン、もしくはアップの連続でホウキで穿くように弾くイメージの弾き方です。

ピッキングの要素はピックの材質、種類、硬さ、ピックを持つ深さと角度、力加減によっても大きく変わってきます。

自分の音をよく聞いて練習することが重要となります。

好きなアーティストを真似ることも重要ですね。自然と影響もでることと思います。

どんどん取り入れていって良いでしょう。

楽しみながら安定したピッキングを身につけましょう。