ギターの場合、実際に発音する最終段階のピッキングが重要なのは言うまでもありません。正確な安定したピッキングを身につけましょう。鍵となるのはアップピッキングです。アップピッキングを制する者はピッキングを制すると言っても過言ではありません。

アップピッキングを徹底マスターしよう

アップピッキングとは文字通りアップでピッキングする動作のことを指します。

具体的には弾きたい弦の下にピックを入れておき、そのまま下から上に弾きあげてくる奏法のことです。

ギター演奏ではピッキングが重要な要素を占めますが、中でもこのアップピッキングは非常に重要ですので毎日の練習メニューに入れて必ずマスターしましょう。

では早速練習してみましょう。

人間の物理的な動作では、日常的な動きを考えても上から下に動かす方が自然で楽なのは当然ですね。

逆に下から上に動かすという動作は、力が必要となりますね。

ギターでも同じでこの動作がアップピッキングの難しい点です。

徹底的に鍛えていきましょう。方法はいたってシンプルです。

アップピッキングのみ続けトレーニングしてみましょう。

スローテンポからじっくりと始めます。

まず6弦開放で試してみましょう。

弦の下から的確に下から上に弾き上げ、確実に弦をヒットさせましょう。

注意点は音のバランスです。急に音が大きくなりすぎたり、小さくなりすぎたりしないように意識して弾きましょう。

よく突きすぎて雑な音や割れた音になるケースがあるので注意しましょう。

音質も重要です。

これはピックの当たる角度、深さにも関係してきます。クリアで統一感のある音色を目指しましょう。

これを少しずつテンポを上げて毎日取り組みます。

単調な繰り返しですが、手首の使い方、筋肉の使い方を自分のものにするためには反復練習しかありません。

ギターを手にして毎日の練習メニューに入れてみてください。

驚く程楽にアップピッキングができるようになりますよ。

ここでもキーワードは脱力

楽器全般に言えることですが脱力こそが良い演奏を生む重要ポイントです。

今までも触れているように、ギターのアップピッキングでも意識しなければならない点です。

柔らかい手首を意識し、肩、腕、肘などリラックスした状態で練習してみましょう。

継続的に楽に弾けるようになったとき、アップピッキングを制したと言えるでしょう。