ギターソロのメロディがなぜ多くの方の心に突き刺さるか分かりますか?特殊なテクニックや複雑なことができるからではないのです。「歌っているか?」そこが大きなポイントです。一音に魂を込めてような演奏は耳を奪われますよね。

十人十色のビブラート

歌を歌うときに、音を伸ばすとき上手に聞こえるように声を震わせますよね。

それがビブラートです。

ある音に表情をつけるということです。

ギターでもビブラートは非常に重要です。

必修ですので必ず練習メニューに入れてください。

良いギター演奏とは「歌っているギター」です。

まるで人が歌っているかのようなギターが弾ければ、聞いている人は感動するでしょう。

早速、練習してみましょう。

ここでは3弦7フレットにビブラートをかける練習をします。

3弦7フレットを薬指で押さえます。

若干、中指を添えるようなイメージで押さえます。

まず、ピッキングします。

その後、手首はドアノブを回すような動作を繰り返し、弦を上下に揺らします。

チョーキングのように、音程が上がりすぎては行けません。

感覚的には半音以下の振り幅で弦を上下に揺らします。

手首の使い方を研究してください。

音の揺れ幅を揃えることが重要です。

揺れ幅の波の感じが一定でなく、ばらつきがあってはきれいなビブラートになりませんので意識しましょう。  

揺らし方は実際は、かなり個人差があり、よくビブラートは十人十色と言われます。

その分、ギタリストの感性、人間性なども出る感情的なテクニックでもあります。

自分なりの感情表現ができるまで、しっかり練習しましょう。

チョーキング・ビブラートもマスターしよう

ギターでのビブラートの要領が分かってきたと思います。

さらに一歩押し進め、チョーキング・ビブラートをマスターしてみましょう。

先ほどの3弦7フレットを1音チョーキングします。

その上げた音をしっかりとキープしたまま、ビブラートをかけてみましょう。

指の力をしっかり強く保っていないと、音程がフラット気味に下がってしまうので注意しましょう。

チョーキングした音程をキープするのは、なかなか難しいですがキープしながら細かいビブラートを心掛けましょう。

とてもフィーリングのある歌い方になります。

ビブラートを練習メニューに盛り込み、人間味のある、歌ったギターを目指しましょう。