エレキギター初心者の方がいざ練習しようとした場合、手順を考えずにただ漠然と練習することが多いと思います。

もちろん練習することが大事ですので、それでも構わないのですが手順を少し考えるだけで変わることもあります。

そこで、どんな手順で練習すれば良いのかを考えていきましょう。


1.練習の前には指先のストレッチ

例えばスポーツをしたりする際、必ずウォーミングアップとして軽い準備運動を行うと思います。

これは、体を動かすことによって筋肉をほぐして体を暖めて動かしやすくするのと同時に怪我をしにくくするために行います。

これは実は楽器を弾く時にも共通することで、指先の細かい動きをするエレキギターなども例外ではありません。

そんなものは必要ないと思う方も居るとは思いますし、それは個々のスタンスですのでいいと思います。

ですが、練習前に指先のストレッチをしておくことで指が動きやすくなり、最初から良いコンディションで弾く事が出来ます。

このストレッチの方法は様々あり、指の筋を伸ばす運動をしたり単純なクロマチックを弾いたりして指を慣らしていきます。

初心者の方はエレキギターの練習をする際に教則本なりを開いていきなり練習をすると思います。

ですが、始めたばかり初心者の方では指が動きやすくなる頃には、指先が痛くなり始めている場合もあります。

これでは折角指が動く様になり始めても指先の痛みでエレキギターの練習が捗りませんし、上達もしにくいです。

事前に指をほぐしておくか、痛いのを我慢して弾くか、どちらが効率がいいかは分かると思います。

練習の前にはしっかりとストレッチをして指が動く状態にしておきましょう。


2.まずは前回練習したことの復習を

次に、練習に入りますが初心者のうちは早く次のテクニックを覚えたい思いから何となくで弾けたから次のテクニックと言う進め方をする方も居ると思います。

それもモチベーションを保つ意味ではいいと思いますが、何となく弾けたと言うのは弾ける様になったとは言いません。

ですので、練習の最初に前回の練習で行ったことを軽くで構いませんので、もう一度練習しておきましょう。

テクニックは覚えて終わりではなく、数を弾いて上達していく中で身に付けるものです。

何度も反復練習を行い、しっかりとエレキギターのテクニックを自分のものにしていきましょう。


3.速くて弾けないフレーズはゆっくりと

練習をしていく中で、必ずテンポが速くて弾けないフレーズと言うのは出てくると思います。

テンポが速くて弾けないからとそれだけで諦めてしまっては元も子もありませんし、意地になって弾いても時間ばかり掛かります。

そんな時は、ゆっくりとしたスピードで練習するようにしてみましょう。

ゆっくりとしたスピードで練習することにより、どんな指運びをすれば良いか、どこで自分が詰まるのかを理解することが出来ます。

そこから課題や改善点を見つけることが出来ますので、必要な練習が何かも分かります。

何の練習が必要かが分かることによって、自分の苦手とするものを克服することが出来ます。

そうして細かい事を1つずつ練習していくことで、弾けなかったものが弾ける様になっていくのです。

ただ弾くのではなく何が問題で弾けないのかを理解し、その問題をクリアする為にどんな練習が必要かを考え、実践する。

この繰り返しで練習を重ねていくことがエレキギターの上達の一番の近道と言えます。

言葉で聞くと面倒な様にも聞こえますが、意識して練習していくだけでも構いません。

この通りに実践する必要はなく、自分がモチベーションを保てる形でどうすれば上達できるのかを考えながら練習出来れば良いのです。

1つ1つ地道な練習を重ねていけば、弾ける曲も増えていきより楽しさが増すので頑張って練習をしていきましょう。