エレキギターを始めたばかりの初心者の方で、教則本も何も見たことがない方は少数だとは思います。

ですが、そんな初心者の方も中には居ます。

なので今回はテクニックも何も知らないエレキギター初心者のために色々なテクニックを簡単に紹介していこうと思います。


1.基本的な右手のテクニック

エレキギターを演奏する上で、基本的に使われるテクニックとして挙げられるのは主に、右手で行うテクニックです。

右手で行う基本的なテクニックは、ブリッジミュート、ブラッシング、カッティング、アルペジオなどがあります。

どれも初心者の方は必修と言えるテクニックですので、しっかりと覚えておきましょう。


1.ブリッジミュート

ブリッジに右手を当ててミュートを行うテクニックで、パワーコードのバッキングなどに多用されるテクニックです。

このテクニックはエレキギターを始めて初歩の段階で習得するテクニックとも言えます。

まず初心者がエレキギターのテクニックとして覚えるのはこのテクニックではないでしょうか。

難しいテクニックではありませんが、それだけに奥の深いテクニックです。


2.カッティング

こちらも右手や左手、もしくは両手を使ってミュートを行うテクニックで、ブラッシングとも呼ばれることがあります。

ですが、ブリッジミュートの様な方法ではなく、完全に音をカットしてしまうテクニックです。

スカパンクなどでよく使用されているテクニックで、上達するためにはしっかりとしたリズム感を養う必要があります。


3.アルペジオ

アルペジオはコードを弾く際に一度に弦を弾くのではなく、弦を1つ1つ順番に鳴らしていくことで、広がりのある音を出すテクニックです。

幅広いジャンルに使用されているテクニックで、エレキギターを上達する上でこのアルペジオに慣れておくことは重要です。

この他にも、スキッピングやライトハンドタッピングなど、テクニカルな奏法が存在しています。

ですが、基本的なテクニックが出来る様になって始めて出来る様になるものばかりなので、まずはしっかりと基礎を固めましょう。


2.基本的な左手のテクニック

左手で行う基本的なテクニックとしてはチョーキング、ハンマリング、プリング、ナチュラルハーモニクスなどがあります。


1.チョーキング

弦を押し上げて音を変化させるテクニックです。

ロックが好きな初心者の方であれば、泣きのギターや泣きのチョーキングと言った言葉を聞いたことはないでしょうか?

そう言った表現が使われるだけあって、ロックをする際には避けては通れないテクニックです。

ですので、ロックをしたい初心者の方はチョーキングはしっかりと身に付けましょう。


2.ハンマリング、プリング

正確にはハンマリング・オン、プリング・オフと呼ばれるテクニックです。

弦を指で叩く様にして音を出すのがハンマリング、弦を指で引っ掻く様にして音を出すのがプリングです。

また、この二つを連続して高速で行うものをトリルと言います。

初めの内はハンマリングもプリングも音が綺麗に鳴らないと思いますが、しっかり練習して音を出せる様にしましょう。

このテクニックを応用として行われるものにタッピングと呼ばれるものがあります。


3.ナチュラルハーモニクス

これはハーモニクス音と呼ばれる音を出すテクニックで、代表的なものは各弦の5、7、12フレットになります。

弦に軽く触れた状態で弾いてやると「ポーン」と言った様な普通に弾いた時とは違う音が鳴ります。

演奏で使われる事があるのはもちろんですが、チューニングに使用されたりもするので、覚えておいて損はないテクニックです。

基本的と思われるテクニックを簡単にではありますが、紹介させてもらいました。

当然この他にももっとテクニカルなテクニックはありますが、そのどれもが基本的なテクニックから派生したものです。

テクニカルな演奏をしたいと思う初心者の方は多いと思いますが、いきなりは弾けません。

基本を身に付けることがテクニカルな演奏を行うための早道でもありますので、しっかりと基礎を固めていきましょう。