エレキギターのハンマリング奏法とは、敢えて弦をピッキングせずに、直前に弦を弾いた音の余韻を利用し、指で強く押さえて音を出す方法です。

弦を弾かずに音を出すことで、ピッキングの際に出るカチカチという音を減らし、滑らかな音を出したい時に利用したり、手数を減らしたい時に使います。

わかりやすいハンマリングの練習メニューを用意しました。


ハンマリングの練習メニュー

エレキギターで適度にハンマリングを利用すると、滑らかな音でさらに手数を減らして、音楽を奏でられます。

まずはハンマリングなしにオルタネイトで弾いてみます。



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次は同じ音をハンマリング有りで、オルタネイトで弾いてみます。



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練習メニューのやり方は、例えば1小節めの6弦3フレットと6フレットのハンマリングの場合、人差し指で3フレットを押さえてスタートし、次に薬指または小指で6フレットを叩いて音を出します。

その時に、人差し指が3フレットを押さえたままにして、薬指または小指で6フレットを叩きます。人差し指を離してしまうと、綺麗なハンマリングが出来にくくなります。

同じように、次は5弦3フレットから6フレットの音をハンマリングで弾きます。同じことを繰り返して全ての音を奏でてみましょう。

どちらも同じ音ですが、運指がやりやすい点と、ピッキングをしない弦がいくつかあることで、格段に滑らかで音も綺麗に弾けていることがお分かり頂けるとおもいます。

より音を明確に奏でるためには、ハンマリングをする際に指で叩くように弾くということが大切です。ハンマリング+ハンマリングと周囲の音を何度かハンマリングする際には、より強く音を奏でないと音が聞こえてきません。なので、そういう時にはより注意深く、指板を指で叩く準備を心積もりしておかなければならない場合もあります。



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1小節目は、2つ隣の音のハンマリングの練習メニューです。ほぼ隣り合っているので、ハンマリングも苦にならず出来ます。

2小節目は、3つフレットの離れたハンマリングの練習メニューです。離れていると共に、2つの連続ハンマリングがあります。

こう言う場合は、2つ目の8フレットの音を押さえる力を少し強めにして、次の5フレットの音を鳴らします。

2つの連続ハンマリングの後、5フレットをピッキングして、再度1つのハンマリングをするという練習メニューです。

いかがでしたか?上手に出来ない場合は、何度もゆっくりなスピードで練習してみて下さいね。