エレキギターのテクニックの一つに、ストロークがあります。ストロークは、いわゆるジャンジャカジャンジャカと弾き下ろすやり方ですが、これはリズムを刻むことも同時にしていますので、リズムが狂わないようにする練習をした方がいいかもしれません。

「オレ、リズム感が悪いからなぁ」
「リズム感て一体何??」

という人は、リズム感の練習も含めて、ストロークを完璧にマスターしてみましょう。練習をする際に、メトロノームなどがあるとより効果的に出来ます。


1.ジャンジャカ鳴らしてみよう

とりあえず、何も考えずに、ジャンジャカ鳴らしてみましょう!ストロークがうまくなると、ブラッシングやカッティングなどのテクニックが活きてきます。ストロークがしっかり出来ていないと、音楽も死んでしまいます。

よく言われるイメージとしては、『手を洗った後、手をブラブラさせて水を払う』というような、そんな気持ちでストロークしてみましょう。


2.手首を柔らかく

手首をいつも柔らかくして、ストロークをします。手首が固いと、ストロークが振り切れません。ストロークをする時には、少し弧を描くように大きく振ります。


3.ピックをしっかり持って

激しいストロークでピックがすっ飛んでしまうといけません。親指と人指し指の間にしっかりと挟んで、ストロークをしましょう。


4.強弱ストロークで効率的にリズムを刻む

エレキギターのストロークがリズム隊になることも理解してもらうために、3つのリズムパターンを練習メニューとして用意してみました。


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1.まずはストロークの練習

(1)の練習メニューは、第一関門の普通のストロークの練習です。ダウンアップダウンアップで、8ビートをリズミカルに刻んでみましょう。


2.手首を柔らかく

(2)の練習メニューでは、アクセントをつけて強弱のはっきりしたエレキギターのストロークの練習メニューです。

「>」マークの記されたコードの部分を強めに弾きます。強く弾くことで、他の部分が弱くなり、リズムがより際立ちます。

(1)と同じコードを弾いていますが、アクセントをつけたことで、よりリズミカルに聞こえることでしょう。

3.ブラッシングでよりリズミカルに

そして最後は、ブラッシングを入れて、より音楽的に高度なニュアンスを出したエレキギターの練習メニューです。

ブラッシングとは、音が聞こえないようにミュートをするということで、ミュートとミュートでない音符の差は、指板に軽く触るか指板をきちんと押さえる、の違いで分けることが出来ます。

なので、この場合は最初Gコードポジションに指をセットし、軽く弦に触ります。そのままダウンアップダウンアップ、その後アクセントをつけて普通にダウンピッキングし、次にアップピッキング、ダウンアップ、その後再びブラッシングでダウンアップします。

ブラッシング(カッティング)とピッキングとの混合の練習メニューですが、こう言った楽譜は今後たくさん出てきますので、迷わずにブラッシングの時には弦に軽く触れて、ピッキングの時にはきちんと指板を押えることが出来るようにしましょう。

良い方法は、ブラッシングではちょっと指を浮かし、ピッキングでは押さえる。浮かして押さえる。これを練習してみましょう。練習すれば出来るようになります。